Bicycle Security Lab

鍵の格付ランキング

「自転車の鍵の格付けのランキングについて」

自分が実際に自転車の鍵を選んでいたとき「一番ほしい情報(鍵の強さを比較できる情報)はどこにもなかった」という困った経験から、鍵選びに必要な鍵自体の【強さ】を見いだすために、実際に色々な鍵を購入、切断、破壊して、壊れにくさを格付。比較できるようランキングを付けていきたいと思う。

「鍵の格付けの指標について」

鍵の丈夫さと重さはトレードオフの関係があり、盗難率の地域差も大きく、必ずしも強いものが良いわけではないとの観点から、実際の用途を想定して線を引いてみた。 

 

S プレミアム「映画を見られるかも」

---「電動工具の壁」---ex.Thunder blade

AAA プラチナ「ランチならいけるかも」

---「大型工具の壁」---ex.Large Bolt croppers

AA ゴールド「カフェぐらいならいけるかも」

---「中型工具の壁」---ex.Medium Bolt croppers 

A シルバー「コンビニのトイレにいけるかも」

---「小型工具の壁」---ex.Wire cutter

B ブロンズ「一瞬なら目を離せるかも」

---「家庭工具の壁」---ex.Nipper

C ノーエンブレム「盗難防止の鍵としてはお薦めしない」

 

※各カテゴリー内は上から強度順

※鍵は自転車に付けた状態で実験

※実験は自転車の前に立った状態からカウント開始。切断後に元の位置に戻りストップウォッチをオフにする(鍵のみを切断した時間ではないので注意)

※実験開始から10分を過ぎた状態で未切断なら壁クリアとする

 

格付けに関しては素人が独断と偏見で行うので一切の保証できない。あとピッキングは考慮しないものとする。鍵は使い方や止め方でも鍵の能力は変わるのであくまで参考程度ということで。また、指標は実際に運用してみて随時変更の可能性もあり。 

「鍵の実験ついて」

基本的に、鍵は自転車を地球ロックしたと想定した状況で繋ぎ、施錠した状態で実験を行う。 実験用の工具は、amazonランキングから各カテゴリーの上位のモノを選定するが犯罪幇助・助長を考慮して品名は出さないようにする。

 

※追記2017.2.8

当初から前回まで使用していたボルトクリッパーは軟線用という事実が発覚し、実験中に使用不可になったため、本日より硬線用を購入して実験を行うことに。

また、「Medium Bolt croppers 」については購入頻度が一番多いらしい300mmクラスにサイズダウン。「Large Bolt croppers」については海外の動画サイトで使用頻度が多い750mmクラスにサイズアップ。

 そのため、過去の実験内容についても一部再検証を行ったが、格付に変動はなかった。

 

※追記2017.6.23

格付順位をより明確化するため、200mmクラスのボルトクリッパーと、16tクラスの油圧式鉄筋カッターを導入しました。

レビュー済の鍵に関しては適宜追加実験を行い、追記を行っていきます。

 

「鍵の格付ランキング」

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【S】プレミアム 

-----「電動工具の壁」-----ex.Thunder blade

【AAA】プラチナ 

-----「大型工具の壁」-----ex.Large Bolt croppers

【AA】ゴールド  

-----「中型工具の壁」-----ex.Medium Bolt croppers 

【A】シルバー   

-----「小型工具の壁」-----ex.Wire cutter

 【B】ブロンズ

-----「家庭工具の壁」-----ex.Nipper

【C】ノーエンブレム 

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まだ格付していない鍵も含めて、鍵の選び方と最強の鍵についてまとめているので、良かったらこちらもどうぞ。

自転車を盗難されたら、すぐ行うべき基本行動の全リスト

大切な自転車が無くなっていたら、やること!

自転車の鍵について日々研究していたら、盗難時の対策や探し方などの知識も少しづつ増えてきました。

今回は自転車を盗られてしまった際に行うべき、基本行動について書いていこうと思います。

少しでも見つかる可能性にかけて、できる限り探しましょう。

①盗難された場所を確認する

1.路上であれば盗難ではなく、撤去・移動・整理という可能性。

自転車が撤去されたケース。

Googleで「自分の市町村名+自転車+撤去」で検索すると市役所などの撤去場所の案内や電話番号、エリアによっては撤去自転車を照会することができます。

基本的に撤去された場合は、撤去場所に告知しているケースが多いです。

自転車を整理しているケース。

ショッピングセンターの周辺や路面店の前、イベント会場などは、警備員が自転車を駐輪場に運んでいたり、整理目的で移動していることがあります。

置いていた場所を冷静に判断して周囲を見回してみましょう。

2.切られた鍵が放置されている、または何もない。

自転車の鍵が切られていた場合、盗難で間違い無いでしょう。

自転車を置いていた場所と周辺を写メして、自転車を置いていた時間と盗難が確定した現在の時間をメモしておきましょう。

できれば、ネットで自分の購入した自転車の商品ページをブックマークしてスペックがすぐ確認できるようにしておきたいです。

盗難届けを出す際に色々聞かれることが多いので。

 

また、捨てられていた鍵には盗難者の指紋が残っている可能性もあります。

実際に採取することは無いかもしれませんが、もしものことを考えて保管しておきましょう。そもそも切断されてたということは器物損害ですから。

3.駐輪場に停めていたはずなのにない。

自転車専用の駐輪場に停めていた場合は、盗難されたと管理している場所に連絡しましょう。管理者は市や県、民間等色々ありますが、必ず連絡先がどこかに書いてあります。

この電話は、今後警察等から管理会社に連絡が行った際にスムーズに動いてもらうための事前共有の意味と、もし管理者に通達があったときにすぐ連絡をもらうため、そして駐輪場に今後の対策をしてもらうためのクレームとして連絡します。

防犯カメラがあれば後々確認してもらえる可能性もありますし、連絡しておいて損はありません。

もちろん、有人の駐輪場なら管理人室に行きましょう。

駐輪場に停めていた場合は撤去の可能性は基本ありませんので、盗難の確率大です。

②自分の自転車の防犯登録の番号を確認する

1.防犯登録は事前に登録しないといけないので、登録していない人はスルー

2.登録した記憶があるひとは登録カードを探しましょう。

紛失した場合も身分証明書をもって最寄りの警察署に行けば大丈夫です。

よく街中で警察官が自転車を見ながら盗難された自転車かどうか照会しているのをみかえますが、確認しているのはこの防犯登録の番号なので、無駄と思わず登録しておいた方がいいです。

防犯登録は、自分の自転車の所有権・所有者を警察のビッグデータに登録することと同じ行為です。

その自転車が自分のものだと証明するのに必要な手続きなので、車でいう車検証や免許書と同じぐらいの価値を見出せるはずです。

単に警察に探してもらうためだけに、お金を払うのではないと思って入っていない人は早めに登録しておきましょう。

③警察に行き盗難届けを出す

これをしないと後々めんどうなことになる可能性があります。

所有権の移動やらなんやら難しいことが起こる可能性があるので、法律に詳しくない人はちゃんとした段取りを踏んでおく方がよいです。

また、前述した撤去の場合、盗難届け・被害届を出していた場合は無料になるケースもあります。盗難されて放置→撤去という場合もあるので、やはり盗難届けは出して置いたほうがいいですね。

 

また、自ら自転車を発見した場合や盗難者とトラブった場合、防犯カメラがある場合にも盗難届けを出していれば警察がすぐ動いてくれる可能性が高まります。

私も過去に盗られたことがあり、その際はかなりお世話になりました。

自ら発見した自転車には他人の鍵がかけられており、警察に連絡したところ速攻動いてくれて一緒に隠れて見張りをしたこともあります。。

盗難届けは警察が見つけてくれる可能性にかける!というよりも、盗難された事実を法にのっとって正しく証明する。

車で事故したときに警察呼んで事故証明を取るのと同じぐらいの意味があります。

また、盗難届けを出すことで窃盗者に犯罪者としての容疑をかけることになりますので、必ず出しておきましょう。

 

あと、これはケースにもよりますが、、、

盗難届けを出すとき、何かしらの理由でトラブってしまったときなど、必ず警察に行かないといけない場合があると思います。

私は交番に直接いかず、もう一つ上の警察署や相談窓口に一度連絡します。その上で交番にいくと警察署から事前に連絡がいっており、スムーズに処理してもらえることが多いです。

あと、内容により印鑑が必要だったりもするので、後出しで言われると取りに帰るのめんどくさいですよね。先に必要書類も確認しておきましょう。

以前、直接交番に行った時、忙しかったのか対応がすごく悪く、警察署経由でいくと対応がものすごく良くなったこともあります、、、

④自転車の探し方は、自分の足で探すORネットで探すの2択です。

上記2つが済んだらやっと探します。

1.探し方は、自分の足で探すORネットで探すの2種類です。

2.盗難者、犯人の視点から探すと見つかりやすいかもです。

盗難の目的は転売、足代わり、部品を自分で使う。のどれかだと思います。

このうち、転売目的なら転売先を探す。

足代わりなら、乗り捨てられていそうな場所を探す。

部品を自分で使われるケースが、一番探すのが大変です。

⑤自らの足で自転車を探す

自分の足で探す場合、盗難者の視点というところの足代わりのケースになると思います。この場合、探す場所は人が集まる場所です。

例えば、駅やショッピングモールなど歩いていくのがめんどくさい時にちょうど良さそうな自転車を見つけたから乗ってやろう!というケース。

この衝動的な相手は転売等を考えていないので、自転車の必要がなくなった場所で捨てられていることが多いようです。

私が過去に自ら見つけた場所は駅前のパチンコ屋でした。盗難場所から約1キロほど離れた場所です。たまたま見つけたのですが自転車が派手だったのでよかったです。

SNSで拡散する

残念なことに自らの足以外で、探す方法はネットの利用がメインになります。

こちらも上記同様、乗り捨てられた自転車を他人の協力を得て探すという方法。

 

FacebookTwitterInstagram、ライン、拡散できるものはすべて利用しましょう。

その際に、自転車の写真、ブランド、商品名、パーツの種類、傷などの特徴、防犯登録番号などを記載しておく必要があります。

普段からメモして保管しておくことをオススメします。

また、連絡がつくSNSなら大丈夫ですが、状況により連絡先を入れた方がいいケースも。その際は新しくGmailなどを取得して個人情報的にOKなアドレスを使用しましょう。

 

Twitterやインスタで拡散するときは、下記のようにハッシュタグを付けると広がりやすいです。

#自転車盗難 hashtag on Twitter

また、自転車の盗難専用の拡散サイトもありますので、登録しておきましょう。

盗難自転車情報検索・盗難対策サイト 【CSI 自転車特捜24時】

⑦オークションサイト、フリマサイトを確認

転売目的で盗難された場合、国内で出回る&自分で探せられる範囲はこのあたりになります。

ヤフオク!

https://www.mercari.com/jp/

ジモティー

ラクマ

モバオク

ヤフーオークションもメルカリも新規出品のアラートが複数設定できるので、「自転車とかロードバイク」とか検索範囲を広くした状態のもの。

ブランド名、商品名、色など細かく指定したものと数種類設定するのがオススメです。

必ずしも商品名やパーツ名で出品されるとは限りませんので。

⑧自転車の中古車ショップを確認

盗難車を中古扱いで中古車屋に売られることもあります。

Googleで「地元名+自転車+中古」と検索してネット販売しているショップを探してみましょう。

お店側も盗難車と気づかずに販売している可能性も否定できません。

また、過去に中古車屋が盗難しているニュースを見たことがあったように思います。ほとんどの中古車は健全な運営をしているはずですが、念には念を入れた思考をおすすめします。

ネット上で出品自転車が確認できるサイトの一部も書き出しておきます。

ここがすべてではないでが参考までに。

サイクリー

バイチャリ

クラウンギアーズ

CYCLE PARADISE

サイクルハンター

【BICI AMORE】

ネオスタ

Valley Works

あとは、根気よく、地道に地元の中古車屋さんをローラー作戦で回ってがんばるしかないです。

プロの盗難者はすぐ売らず、一定期間放置してから売りに出すひともいるようなので、気長に探すのがいいようです。

⑨盗難パーツを盗難者が使っている場合

正直、見つけるのはかなり困難です。

それは部品にシリアル番号がないことが多く、自分が購入したものと証明することが難しいからです。仮にパーツに付いた傷の写メを取っておいても難しいと思います。

ただ、もしかしたらのこともあるので、私は写メしていますが。。

パーツを転売されているケースの場合は、先ほど同様ネットから探しましょう。

⑩もし、どこかで自分の自転車を見つけてしまったら

お客のふりをして様子をみるだけにしましょう。

間違っても、それ自分のですが、、!などと質問してはいけません。

逃げられるか、襲われて危険な目に会うか、トラブルになるだけです。

にアクションせず、必ず警察の相談窓口に相談します。

連絡すると警察の人が次するべき行動を指示してくれるはずです。

その場で連絡できるように電話番号を控えておくと便利。

※どうあがいても見つからなかった場合。

ガチプロに狙われた可能性があります。

海外に出てしまっていたり、分解されてしまっていたり、この場合は諦めるしかないようです。。

この経験を無駄にせず、次は盗られないように徹底した意識づくりと自転車の守りを固めましょう。

※今後のために

まずは鍵の選び方と停め方です。

簡単に書くと、強固な鍵を使うこと、地球ロックすることの2点です。

このふたつを注意するだけで盗難確率はかなり下がると思われます。

鍵についてはこのブログでも多く検証しているので、必要に応じた鍵選びの参考にしてもらえたらと思います。 

ABUS(アブス) ABUS Bordo Lite 6050を格付してみた

ABUS(アブス) ABUS Bordo Lite 6050

LENGTH:850mm
KEY TYPE:カギ式
THICKNESS:5mmブレード
WEIGHT:650g

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「レビュー」

ABUSの多関節ロックの中では、下から2番目で前回実験したABUS5700と同じレベルに位置づけされている鍵になります。 

ABUS5700が公称800gに対し、こちらは650gと150g軽くなっています。

鍵の長さは6050のほうが50mm長い850mmになります。

気になる点としては、メーカーHPにある「軽量スチールコアを、5mmのプラスチックでコーティングしたバーを採用」というところ。

通常のプレートではなく、バーというところですね。 

実際にどのような違いがあるのか確認できればと思います。

上記が比較対象のABUS5700の格付結果になります。

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鍵穴です。

ABUSの低価格帯はすべてこのタイプです。普通の鍵ですね。

前回実験したABUS5700と違い、スプリングは採用されていないようです。

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鍵は全部で2本付属しています。付け外しを数回行いましたが、スムーズとは言いがたい感じはあります。鍵自体の精度は問題なさそうです。

プレートの横幅を測ってみた。

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プレートの幅も前回同様20mmで同じです。ただデザインはくぼみがあり軽量化されているのが見て分かります。

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プレートの先端部分。いまでの鍵と違いデザイン性が高そうですね。

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恒例の私が常用しているABUS6500を並べてみました。

比べるとまったく別物ですね。重さも2.5倍ほど違うので、、

6050は鍵の内側にスペースがあり地球ロックもしやすいそうでいいです。

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ふたつの鍵をたたんで並べてみました。ABUS6500の汚さが目立ちます、、

ゴムの部分がすれて汚れるんですよね。なんとかならぬか。。

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内側のサイズを測りました。綺麗な長方形になり扱いやすそう。

横幅も100mm以上あり、縦も230mm以上で十分かと思います。

本体重量を実測してみました。

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561gとペットボトル1つ分。軽いですね!

レベルが低めの鍵なのでこの軽さは心配になります。

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ケースを付けて実測してみました。

公称が650mmなので19gほど多いですが誤差の範囲ですかね。

では、実際に自転車に装着してみたいと思います。

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幅も細く、軽いので前輪はやはり問題ないです。

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フレーム部分に繋げてみました。20mmという細さはいいですね。6500とは段違いの扱いやすい差があります。

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このぐらい余裕が取れれば地球ロックも大丈夫そう。

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ふと、気づきました。

これ、まさか。ABUS6500に装着されているピンを守るリングが付いていますよね。これはもしや、、

「実験」

とりあえず実験を行います。

まずは、手で実験。

さすがに大丈夫そうです。ただ全体が華奢なので折れそうなぐらいしなります、、。

体重かけても関節部分は外れなかったのでまあ大丈夫でしょう。。

 

次に、強力ニッパーを持ちました。この辺りはさすがに余裕の守り。

次に、200mmのボルトクリッパーを使います。関節分から攻めようと思いましたが、刃が広がらず断念。

プレート部分を攻めていきます。プレートも暑さがあり切断できる雰囲気にはなりません。おもったより200mmって切れないんですよね。

次に、300mmのボルトクリッパーで実験します。

まずはプレートを挟み込みます。刃の幅的に全部は無理なので半分を挟みました。

腕の力だけで試しましたがバスッと一発で切断できました。一応反対側も。

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時間にして約41秒。目の前に立って工具を持った状態から、両端を2回切断して元の位置に戻るまでの時間です。意外と簡単だった。

 やはりプレートではないので体重かけるほどでもなかったですね。

一応、750mmのボルトクリッパーでも試しましたが200mmはすべて挟み込めるので一発終わりでした。

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HPでは5mmのバーとなっていますが私には4mm無いように思えます。

見えていない場所で最大5mmの場所があるのだと信じます。

気になる関節部分を狙います。

200mmのボルトクリッパーでは間接もどうにもならないので、300mmで関節部分をがっつり噛ませていきます。

これ300mmでも無理ですね。

例のピンを守っているリングが邪魔でまったく刃がかかりません。

きりながないので750mmで攻めることにしました。

間接部分がすべるので多少手こずりましたが、3分ほどでバッサリ。

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関節部分も思ったり早い印象です。

やっぱりありました!ABUS6500に搭載されていると思われるリング!

とはいえ、今回は圧倒的な750mmの大型ボルトクリッパーの前に機能を生かすことはできませんでしたが、300mmを無効化したこのパーツはかなり有益です。

ABUS5700は300mmのボルトクリッパーで関節を破壊できています。

これが、ABUS6000に付いていれば、、、、、、、、、悔やまれる、、

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横から撮ってみました。これはどうみてもピンの隙間を守っているようです。

6050が5700よりも1.3倍近く割高なのはこの構造のせいでしょうか。

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ピンは9mmほどありABUS6000よりも肉厚のものが入っていました。

 

A シルバー「コンビニのトイレにいけるかも」

やはりABUS5700と同じカテゴリーになりました。それでも価格的にブロンズにいかなくて良かったと安心しています。

格付けは中型ボルトクリッパーに1分も耐えられなかったので「A」のシルバーです。

これはランキング位置に悩む結果になりました。。

ボルトクリッパー300mmで関節は切れなかったものの、プレート部分が41秒であっさり切れてしまったため、プレートに6分かかり関節にも2分程度時間のかかったABUS5700よりは確実に下になるでしょう。

 

悩んでいるのは「DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック」との順位です。チェーン6mmで約30秒ほどで切断できているので、どちらも誤差の範囲と思います。あえて差を付けるなら金属部分を覆っている素材がプラスチックか布か。

改めて6mmを切ってみましたが、強度としてはこちらの方が強く力が入りました。

ということで総合判断をすると、イヤルコンボリフレクトチェーンロックを上位にします。

・最終切断時の外側の素材の切りにくさ(プラスチック<布)

・金属部分の切りにくさ(6050<リフレクトチェーン)

・切断の段取りのしにくさ(6050<リフレクトチェーン)

上記の上2つについて。

比較対象2つの切断時間と切りにくさは実験結果と差異がありますが、どちらも1分未満とほぼ誤差のため影響値は低いであろうと判断しました。

最後の段取りのしやすさについて。

多関節は自転車にある程度固定され動かないので、ボルトクリッパーの刃を掛けやすい特徴があります。逆にチェーンはダラッとしていて動くので刃を掛けるときにチェーンと刃を共に持たないといけません。この辺りから判断し、手間のかかるリフレクトチェーンを上位に決定しました。

 

とはいえ、大型の工具を普段から使っている窃盗団には無力であることは変わりません。何度も書きますが、10万円を超えるような自転車の常用の鍵としてはおすすめしません。最低でも300mmのボルトクリッパーの攻撃に耐えられるABUS6000は確保しておいてほしいですね。

あ、、、あのピンを守る構造が6000にあれば、、

実勢価格も8000程度と高いので、数グラムでも軽量化したい!という方以外はABUS5700、またはABUS6000を選ぶ方が良いでしょう。

自転車の鍵は適材適所で運用することをお薦めします。

ABUS(アブス) U GRIP BORDO 5700を格付してみた

U GRIP BORDO 5700 800mm ブレードロック

LENGTH:800mm
KEY TYPE:カギ式
THICKNESS:5mm
COLOR:BLACK / LIME / RED
LEVEL SYSTEM:LEVEL7
WEIGHT:830g

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「レビュー」

ABUSの多関節ロックの中では定番のABUS6000(レベル10)の下位に位置する(レベル7)の鍵になります。 

 ABUS6000は長さが750mmで重量が約1kgに対し、こちらの商品は長さが800mmで重量が830gと若干軽めになっています。

中に入っているプレートの厚さは同じ5mmなので、中抜きされているのか、素材が違うのか、何か違うのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は6000と5700の違い、レベル3の違いが分かればいいなと思っています。

上記が比較対象のABUS6000の格付結果になります。

 

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まずは鍵穴。よくある普通の鍵なので差し込む方向を気にしなくてはいけません。ABUSの低レベルの鍵はこのタイプが多いですね。

上位モデルとの違いで嬉しいポイントをひとつ発見!鍵穴とロック機構がスプリング仕様になっています。なので鍵を取り付ける際は、鍵を外した状態でもカチッとロックできます。これは便利。

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全部で2本付属しています。ディンプルではないので夜などの操作性はよくないですね。上位ランクのものでなくてもいいのでディンプルにしてほしい。

プレートの横幅を測ってみました。

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約22mmです。このあたりは6000とさほど変わらないですね。見る限り関節部分の仕様も同じようにみえます。

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私が常用しているABUS6500を並べてみました。さすがに別物の圧倒感。

ヘッドのデカさもすごいですが、プレートの威圧感もすごい。

それに比べ5700はライム色ということもありカジュアルな印象が強いです。

手元で比較しても安っぽさはどうしてもでてしまっています。

 

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サイズも測ってみました。綺麗な長方形ではなく台形ですね。まぁこのあたりは横幅もあるので問題ないかと。

本体重量を実測してみました。

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823gとほぼ公称値と同じでした。6000との比較では200gほどの違いなので悩ましい。6500との比較ではちょうど半分ぐらいですね。

この軽さで強度が高ければ値段も安めなのでコスパが良さそうです。

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ケースを撮り忘れてましたので追加しておきます。

本体とケース合わせて901gです。このぐらいなら許せる範囲でしょうか。

では、実際に自転車に装着してみたいと思います。

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幅も細く前輪だと余裕で地球ロックには問題ありません。

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自転車で一番太いフレーム部分だと若干短く感じますが、それでもギリギリ大丈夫そう。6000よりも50mm長いので気持ちゆとりがあります。

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ブロンプトンのフレームに載せてみました。上が5700で下が6500。

親子ぐらいの違いがあります。差がありすぎてなんとも言えない感じです。。

「実験」

早速実験を始めたいと思います。

まずは、工具を使わない状態で折れるか試してみます。

実際に自転車に装着した状態ではどうにもならない頑丈さを感じたので即諦めました。さすがABUSという感じで安物のプレートのような柔らかさはありません。

強力ニッパーでチャレンジしようと思いましたが、、こちらも刃を掛けましたがやばそうなのでボルトクリッパーから始めようと思います。

200mmのボルトクリッパーでプレート部分を攻めていきます。う、硬い。関節の方が良さそうですね。関節を切りにいきます。

ところが、200mmでは刃を一番広げた状態でも関節部分よりかなり小さく、挟み込むこと自体が不可能でした。

200mmのボルトクリッパーって意外と小さいし、力がまったく入らないんですよね。300mmと比較してもたった100mmの差なんですけどね。。

次に、300mmのボルトクリッパーでチャレンジしてみます。

こちらも同様にプレート部分から挟み込んでいきます。

あら?刃の型ががっつり付きましたね。6000よりも柔らかい?あ、これいける?

ちょっと実験を中断してプレート周りのカバーを外してみました。

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これは、、嫌な予感。。いま300mmのボルトクリッパーですからね。。

中断してしまったので別のプレートで再スタートしました。

一回で切れるほど弱くはないので何度も刃を入れてチャレンジしていきます。

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5分を過ぎる頃には薄い板状の凹みができました。

最後は腕力でグッと力を入れるとあっけなく、約6分30秒で真っ二つに切断。。

思ったより柔らかいですね、、。

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以前切断した6000のプレートと重ねてみました。

厚さも幅もほぼ同じなんですよね。なんで切れたんだろう。。

一応、750mmの大型ボルトクリッパーでも一応チャレンジしてみます。

一回でバスっと圧縮状態、、大型ボルトクリッパーは刃先に少し隙間があるためプレート状になった金属は直接切断できてはいませんが、1mm程度になった薄プレートなので少し体重をかけると折れてしまいました。

ちなみにABUS6000は750mmのボルトクリッパーでも角を窪ませるだけしかできなかったことを考えると、ちょっと想定外の結果になってしまいました。

プレート自体を切断できてしまいましたが、次に関節部分を狙ってみます。

ボルトクリッパーの300mmで関節部分をがっつり噛ませていきます。

約2分ほどでバスっと音を立てて関節が破壊されました。

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関節部分も思ったり早い印象です。ABUS6000は300mmのボルトクリッパーでは切断できなかったことを考えると残念な結果になってしまいました。

プレートをよく見ると刃が掛かったあたりの金属が欠けていますね。やはり金属の強度が弱いのでしょうか。

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ちなみにリンク部分は5mm程度ですね。ABUS6000が約7mmだったので若干小さいようです。また同じく関節を守るような構造にはなっていないようです。

プレートの素材が気になるのでスペックや説明文を再度確認してみました。

記載されている内容に違いは見られないですね。ABUS6000や6500、5700もすべて高強度のABUSスペシャルスチールを使っています。

発見しました素材の違い!

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わかりますか?この違い。

先ほどは気づかずスルーしてしましたが、これ、表面の艶が明らかに違う。

定かではないですがいわゆる「焼き入れ」をしているか、していないか。

この艶ぐあいは間違いないと思います。

手前の5700は艶もなにもないですよね。

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試しに350mmのボルトクリッパーを使い、同じぐらいの強度で挟んでみました。

上が5700で下が6000です。体重をかけていない程度で5700はがっちり型がついちゃってますね。6000は無傷に近いぐらい角が少し凹んでいる程度です。

なるほど。焼き入れでだいぶ強度が変わることがわかりました。こういう違いはちゃんと説明文を入れて欲しいですね。

A シルバー「コンビニのトイレにいけるかも」

もうひとつ上のランク「AA」まで行ってくれれば軽い安いで6000よりも買い!になっていたのですが、世の中そんなにうまくできていないようでハッキリとABUSオリジナルレベル通りの下位ランクになっていました。

格付けは中型ボルトクリッパーに耐えられなかったということで「A」のシルバーになりました。

ただ、同ランク内での位置付けは、間違いなく上位に位置します。

「DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック」はチェーン6mmで約30秒ほどで切断できたとこを考えると、こちらは6分以上掛かっています。値段なりの価値はありそうです。

とはいえ、300mmで6分。750mmと素手の組み合わせで2分。やはりコンビニのトイレにいけるぐらいのレベルだと思います。

パンツのポケットに入る200mmのボルトクリッパーにはセーフ。リュックやバックに入る300mmにはアウト。この差をどう考えるかですね。

工具の扱いにも慣れているような窃盗団には無力であることは間違いないと思います。10万円を超えるような自転車の常用の鍵としては力不足は否めないですね。

U字ロックが最適ではありますが、多関節にせざるおえない場合、最低でも300mmの攻撃に耐えられるABUS6000はほしいところ。高い自転車なら重さはデメリットですが、ABUS6500が安心ですね。

まぁ実勢価格はABUS6000の半分程度なので、目の届く範囲でしか停めないけどそれなりに丈夫な鍵がほしい、それもお手頃価格で!という人にはぴったりなのかもしれません。

 人それぞれ、自転車の使い方次第で必要な強度は変わってくると思いますので、ケースに合わせて間違いのない選択をしてほしいところです。

【2016-2017】アクセス数が一番多かった人気の自転車の鍵とは(まとめ)

自転車の鍵の格付ブログを始めて早一年。

月に1つ記事をUPするペースだったので計14点の格付を行いました。

今回は1年間の総まとめということで、アクセス数やページの滞在時間など、色々なことの総集編記事を書いてみたいと思います。

当ブログのアクセスランキング

当ブログにはアナリティクスを入れているのでアクセス数のランキングを見てみることにします。各記事の順位は、書いた記事の時期がバラバラなので参考までに。

アクセス数ランキング1位は

予想通りの結果になりました。ABUS1500は記事をUPした時からアクセスが伸びていたので個人的にはやはりという感じです。

確かに軽いし、柔軟だし、安いし、良いラインの商品だと思います。

とはいえ、念のためここでも補足しておきます。アクセス数が多い鍵、人気の鍵が必ずしも強固な鍵ではないということ。

詳しくはこちらの記事へ【鍵の選び方】と【最強の鍵】

認識しておいてほしいのは、このクラスが最低限のレベルだということです。盗む気満々で専用工具を持っている相手の工具を使えば一瞬で切断できるレベル。これで守ることができるのは、衝動的な窃盗犯だけです。でもワイヤー錠より格段にまし。

以下、2位から10位までのランキングです。

2位 KRYPTONITE(クリプトナイト) Evolution Mini-7 U字ロックを格付してみた 

3位 鍵の格付ランキング

4位 自転車の鍵を破壊して分かった おすすめの【鍵の選び方】と【最強の鍵】

5位 PALMY(パルミー) アルミシャックルロックを格付してみた

6位 Panasonic(パナソニック) U型ロック SAJ080を格付してみた

7位 KRYPTONITE クリプトフレックスケーブルを格付してみた

8位 PALMY(パルミー) アルミシャックルロックを格付してみた

9位 tate(タテ) フォールディング ロック を格付してみた(対策品)

10位 ABUS(アブス) Bordo 6000を格付してみた

やはりABUS1500と Evolution Mini-7の2強ですね。このふたつは月によって順位が前後していました。通算でシェアを見ても数パーセントの違いなので僅差です。

一年間で見ると4位の「【鍵の選び方】と【最強の鍵】」ですが、ここ数ヶ月だけで見るとずっと1位に来ています。これから推測するに、一般のひとの感覚だと鍵のランキングよりもおすすめされる方が分かりやすいということでしょう。わかる気がします。調べるのめんどくさいですよね。キュレーターなどがもてはやされる最近の傾向と同じ感じでした。

ABUS6000が少ないのは記事を書いたタイミングもあると思うのですが、やはり多関節という認知が一般にはあまりないからだと思います。鍵について調べ出したら発見したので調べてみようーという流れだと思います。普通はいきなりこのブログまで来ないですよね。このブログへのアクセスのうち78%は検索経由ですから、色々回って辿り着いている感じでしょうかね。

ブックマーク経由が18%、SNSが2%って、、。もっとSNSでの告知をがんばらないとですね。ツイッターしかしてませんからね。。ツイートもほぼしてませんし。

アクセス数に話を戻します。

5位、6位にアルミ系U字ロックがきています。軽さと丈夫さがいかに大事かということを物語っている気がします。軽い=脆いは定説なのでおすすめできないのが辛いです。また、アルミ系はこのふたつがほとんどを占めているのですが、U字にしては長さがたりないんです。過去に鍵に必要な長さも検証したことがありますが、短すぎて地球ロックができないケースが発生しやすいです。

また話は逸れますが、実はこのアルミ系U字ロックのバージョンアップ版的なアイデアがあって、。実現できれば結構いい感じの鍵ができるんじゃないかと思っているんですけど、どこか作ってくれる工場とかないですかね笑

滞在時間ランキング

1位は【鍵の選び方】と【最強の鍵】の記事でした。

この記事の平均滞在時間は、5分20秒は長いですね。やはりみんな鍵選びで迷っているのが分かります。私もいまだにどれかベストなのか悩んでいますしね。いまのところ、U字ロックしか手立てがないのは辛いですよね。妥協して多関節のABUS6500ですからね。チタン素材の軽量多関節を日本でも気軽に買えるようになってほしいです。

ABUS(アブス) Bordo 6000を格付してみた 

2位は、4:01です。

多関節の中では1キロ前後の重量と一番バランスがいいので、このあたりでどうかと調べてる方が多いのでしょうか。この鍵も大型のボルトクリッパーを除けば十分高い強度があるので、盗難率の高い都会以外の利用ではおすすめしやすい鍵です。

KRYPTONITE(クリプトナイト) Evolution Mini-7 U字ロックを格付してみた - Bicycle Security Lab

3位は、3:56でした。

ボルトクリッパー対策ができるU字として最安、最軽量で考えるとここにたどり着くのはわかる気がします。実際にこのブログとしても、おすすめできる鍵でもあります。

ちなみにABUS1500の記事は、2:57です。

今後の意気込み

とりあえず一年間やってみようと仕事の合間合間で記事を書いてきました。

思いほかアクセス数も多く、どれも結構見てくれているんだなぁと思い、とても励みになっています。

ちなみに今時点で経費は約10万円ほど使っています笑。鍵代半分、工具代半分ですかね。最初の計画では月に1万円までならまぁ算出できるかなと思っていたので想定内で着地しそうです。ワイヤーロックが安かったので助かりました。

今後は、避けて通れないABUS系の鍵を多めにしようと思っているので、若干足が出そうですが応援してくださる方も多いので引き続きがんばろうと思っています。

ブログのコメントは少ないですが、ツイッターやメールで嬉しいお言葉や相談などをいただくこともあります。出張等で返事が遅くなることがありますが、できるだけ対応していけたらと思っていますので、気軽にご投稿ください。

もっとこういう実験してほしいとか、この鍵も切ってとか、意見もどしどしください。

 

あ、あと計画中なのが。。今までライティングとか考えずにiPhoneでさくっと撮影していたのですが、これからはちゃんとしたカメラや照明を使って、ちゃんとやっていこうかと思っていたりもします。

記事の内容が華やかではないだけに雑になりがちというか、、気を引き締める意味でも、訪問くださる方への敬意的な意味でも、ちゃんとした見れるブログにしていこうと思っています!予定。

ということで、これからも引き続きよろしくお願いします。 

DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック DKL121-BK を格付してみた

DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック リフレクトカバーデザイン 全長1100mm DKL121-BK

「スペック」

サイズ:φ6mm × 1100 mm
重量: 約885g
カラー:ブラック / シルバー
材質:スチール / プラスチック / ナイロン

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「レビュー」

Amazonのチェーンカテゴリーの売れ筋ランキングTOP50の中で二番目に口コミ数の多いこの鍵をピックアップしてみました。

(ちなみに、口コミ数、ランキング共に一位は、過去に実験済みのJ&C(ジェイアンドシー) ワイヤーロック です)

以前に実験した同メーカーのダイヤルコンボワイヤーロックと同様にダイヤル式の鍵を採用しています。

重さは885gと1kgに届かないものの重い部類です。ただ、6mmのチェーンということなら納得できる重さではあります。

長さも1100mmと通常の環境下では地球ロックに困ることはないと思われます。

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鍵の種類は以前実験したものと同じタイプで、取り付けも取り外しもスムーズなよくできた鍵です。こちらの暗証番号は5桁なので99999通りと順番に解読すると1秒に一度合わせたとしても27時間少しかかる計算になります。4桁だと3時間ほどなので、たった一桁の違いですが安全性は飛躍的に向上します。

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長さは1100mmとABUS1500と同等なので、円の直径は約330mmです。これ以上だと逆に長すぎる気もするので十分でしょう。ABUS1500と比較するとかなりかさばるのでポケットにサッとしまうことはできません。

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ABUS6500を上に載せてみました。DKL121-BKも思ったより中々威圧感ありますね。この黒とグレーのストライプのデザインが力強さを演出しているのかもしれません。

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次に、実際に自転車に付けてみたいと思います。ん、、まさかの鍵が通りません。

このブロンプトンの前輪ホイールのスポーク幅は最大で35mm。鍵の最大幅は約40mmで5mmほど足りません。後輪だと部分的に入るのですが、前輪だと無理なようです。

折りたたみ自転車やミニベロ乗りなど小径ホイールのひとは気をつけた方がよいと思います。といいつつもホイールへのロックは推奨していません。容易に切断できないフレームに付けましょう。

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反対側ももちろん無理でした。実験用に購入したからまだ何ともないですが、自分用に買っていたら悲しいことになってました。

こういう細かいスペックの表記はネット購入する際は気をつけたいところですし、メーカーさんも好評してほしいです。

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ということで、ホイールは諦めて、地球ロックのイメージを撮影してみました。電信柱に地球ロックしようと思わない限り大丈夫でしょう。

「実験」

見た目からして、手ではどうにもならなさそうなので、、

ニッパーからスタートします。

さっそく切り始めたのですが、ニッパーでは外側の布さえまともに切れません。もちろん、6mmのチェーンも切れず。

次に、ワイヤーカッターに持ち替えました。

布はサクサクと切れていきます。が、チェーンはどれだけ握っても切れる気配はありませんね。4mmのABUS1500も切れなかったのでこんなもんでしょう。

では、本命のボルトクリッパー300mmで実験します。

さすが6mmという感じでちょっと力が入ります。タイマーを押してから刃をかけて約15秒で切断。しかし、チェーン幅があり2本同時に切断することができなかったため、もう片方も裏返して同じように切断。約30秒ほどかかりました。

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切断具合ですが、体重をかけるほどではないですが、フンっというぐらい。感覚的にはABUS1500の二倍ほど力をかけたイメージです。

しかも、ボルトクリッパーで布が切れなかったので、ぱっと見どこを切ったのか分かりません。

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普通のハサミに持ち替えたところ普通に切れました。リフレクトデザインというだけで生地は普通の布のようです。

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チェーンを外してサイズを測ってみます。

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スペック的には6mmということですが、切断されやすい面の直径は約5.5mmほどでした。

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4mmチェーンのABUS1500と、6mmチェーンのDKL121-BKを並べてみました。たった2mmですがだいぶサイズが違います。

メーカーのサイトを見ても特に焼き入れ情報は見つからなかったの、通常のスチールのようですね。

ABUSのサイトでは、スペシャルスチール4mmは6mmに匹敵すると書いてあるのですが、この商品との比較では6mmの方が上でしたね。

A シルバー「コンビニのトイレにいけるかも」

DKL121-BKは一般家庭にあるハサミやニッパー、ワイヤーカッターには十分対処できる強度があることが分かりました。そのため、ちょっと足がほしいというような衝動的な窃盗犯には十分有効であるといえます。

しかし、今回実験した300mmクラスのボルトクリッパーでは約30秒と、瞬殺ではないものの1分掛からずに切断されたことを考えると、長時間の駐車は危険と判断します。

もちろん、狙われたら即アウトでしょう。

格付はAのシルバーになります。

ABUS1500と同じカテゴリーになります。

しかし、ABUS(アブス) 1500よりも腕力が必要だった点、布の根元がしっかり固定されていたことを考えるとDKL121-BKのほうが上位に位置すると考えます。

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ガッツリ布が挟み込まれているのが分かります。

DKL121-BKのほうが強度は上ですが、その分、重量は約3倍になります。270gと885gは気軽さがかなり変わります。

この2つの商品で迷ったとき、少しでも安全を求めたいというならDKL121-BK。どうぜボルトクリッパーで切られるのだからと割り切れるならABUS1500という感じでしょうか。

ROCKBROS(ロックブロス)との比較

ほぼ同じという印象です。

ロックブロスは300mmクラスのボルトクリッパーの刃をプレートに3回は入れないと切断できないものの、こちらは2回と布の切断のために工具持ち替えの手間があります。誤差の範囲かとは思いますが、こちらの方が上かもしれません。

 

とはいえ、どちらも計画的な窃盗犯には無力なので、私としてはもっと上の鍵を選択してほしいところ。300mm~450mmクラスは長さ的にもバッグに入るので、正直750mm程度までは守り切れる鍵をおすすめします。特に通勤通学など長時間停める場合は、最強クラスの鍵をするほうがいいでしょう。

Aカテゴリーの鍵を購入する際は、あくまでコンビニでトイレに寄るときに使える程度のレベルという認識で購入してほしいです。

ROCKBROS(ロックブロス)を格付してみた

ROCKBROS(ロックブロス)

「スペック」

サイズ:7cm×5cm
ロックプレート:L58.5cm X W1.8cm

材質:亜鉛合金
重量:630グラム(パッケージを含む)

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「レビュー」

Amazonのチェーンカテゴリーで異彩を放つプレートロックの鍵。

小さなプレートを重ね合わせ、丸めるように畳んだ姿はアイデアもの。見た目の通りコンパクトなので、サドルの下に簡単に取り付けられる。 

もちろん、小さいとは言え、50mm×70mmあるのでそれなりに存在感はある。630gと比較的重く、以前実験したTATE フォールディングロックが350g程度なので2倍近い。その分強度には期待したいところ。

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鍵のタイプはよくある丸鍵。ピッキングはしづらそうだが過去にこのタイプはやらかしている鍵も多いので少し心配。付属が3本あるのは標準的な数だが嬉しい。

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鍵を回すと本体からパーツが飛び出してきてロックが解除される仕組み。自転車に付けたらプレートの先を本体に差し込み、飛び出たポチを押し込むと鍵が掛かる。

かなり奥まで入れないと鍵が掛からないので取り付けの際は気をつけたい。

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鍵を広げるとこんな感じ。160mm程度の円ができた。

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手元にあるABUS6500と比べてみた。

ABUS6500とTATE フォールディングロックがほぼ同じ内径だったことを考えると二回りぐらい小さい。
プレートが細いので地球ロックはしやすいと思うが、できる場所は大分限られそうだ。

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いつもの通り前輪に取り付けてみた。さすがにこれは余裕。

ただ、幅18mmのプレートの細さがちょっと気になる、、

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フレームにも取り付けてみた。プレートが細いだけに意外と簡単にロック!ただ、手で割れそうなぐらい華奢、、あとで手で折れるか実験してみようと思います。

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気になるプレートを繋ぐリンク部分は、プラスチックのカバーが付いていますね。やはりここが弱点と認識したうえでコストとの相談なのか、、ちょっと心配。。

では早々に実験開始! 

「実験」

まずは、手で折れるか試してみる。

自転車に取り付けた状態で一番弱そうな本体とプレートのリンク部分にテコの原理で力を加えていきます。ん、、曲がるけど折れない。

次に少しゆるゆるにして実験。ん、、折れない。一安心。

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プレートの回りはプラスチックのカバーが付いていて、そのカバーがしなりで白くなっているのが分かる。でも折れなくてよかった。

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鍵全体に力が加わったためか、上下のパーツがすごく簡単に外れてしまいました。はめ込み式なんですね。これ自転車に取り付けていたら外れるのでは?

カバーを外したままで実験を継続します。

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全体に力を加えてしまったため、プレートがゆがみ元に戻らなくなってしまった。

試しに自転車から取り外して、両端を持ち腕力で曲げてみました。

ん、、折れない。両端が付くぐらい曲がるのですが、ポキッとはいきませんでした。

家庭用のハサミやニッパーで切りにいきます。

ハサミは無理だったので、ニッパーに持ち替えます。

まずはプラスチックのカバーを切り、プレートを切断できるか試そうと思います。

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プレートの厚さは約2.8mm。TATEよりも肉厚ですね。プレート部分を切断するのは難しそうです。

プレートを繋ぐリンク部分を狙います。

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10分ほど粘りましたが、市販のニッパーではどれだけ力を入れても切ることができませんでした。腕がパンパンです。

次に、ワイヤーカッターを取り出します。

ワイヤーカッターに関しては小型工具最強のカッターですがプレートはさすがに挟み込めませんね。端に少し傷を作ったぐらいでした。

では、数々の鍵を破壊してきた300mボルトクリッパーで実験してみます。

まずはプレートを切断できるか試したいと思います。

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プレートを加えさせ、3回ほど握りったところでパチッと切断。

時間にして約10秒なので瞬殺といえるでしょう。

TATEの20mmプレートの切断には腕力も必要だったことを考えるとプレート幅18mmというサイズの影響が大きいと考えられます。上の写真の切断面が赤いのはボルトクリッパーの塗料剥がれなので無視してください。

プレートまわりのプラスチックカバーを剥いでむき出しにしてみました。

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細部を見ていきます。プレート幅はやはり2.8mmほどで、リンク部分はプラスチックのカバーが付いています。

すでに切断し終わっていますが、次にリンク部分に刃を入れてみます。

プレートのサイズが小さいこともあり、プレートを切るよりも難易度が高い。

ぐにゃりと曲がって刃がリンク部分に力が入らないという、、もちろん、チャレンジから2分ほどで捕まえることができ、力を入れると一瞬でバコっとリンクが飛び散りました。 

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切断されたリング部分です。プラスチックのリンクカバーはボルトクリッパーの圧力には無意味でしたが、ニッパーなどにも十分な保護力があったようです。この雰囲気から察するに保護というよりワッシャー的な要素で取り付けられているのかもしれません。。

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リンクのピンは約5mmちょい。意外としっかりしたという印象。

TATEが4mmで、ABUS6000が7mmなので、素材の強度を考慮しなければ、それなりにしっかりしている感じがします。

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飛び去ったもう片方のピンを発見しました。なるほど、

 

※追記

200mmのボルトクリッパーで実験を行いました。関節部分を最初に攻めましたが、刃の開きが足らずそもそも噛ませることができませんでした。また、プレート部分も200mmサイズでは体重をかけて何度もチャレンジしましたが切断は難しそうです。

A シルバー「コンビニのトイレにいけるかも」

一般的なカッターやハサミ、ニッパーには対抗できる強度があることが分かりました。専用工具を持ち歩いていない衝動的な自転車泥棒には有効であると考えます。

 しかし、窃盗団や自転車を最初から狙っているひとが所持している300mm以上のボルトクリッパーには完全に無力でした。

格付はAのシルバーになります。

TATE フォールディングロックLKW19103よりも格付は上になります。

腕力という力業で折れなかった、切れ込みを入れても折れなかったのは、TATEよりも厚いプレートとピンのサイズが影響しているようでした。

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今回、実験して分かったことですが、以前に実験したTATEのプレート厚さは2mmとなっていますが、実際に測ると1.6mmほどで、場所により1.8mmなどバラバラでした。個体差かもですが。

幅広で薄いTATEと、幅狭で肉厚のロックブロスですが、格付実験的にはロックブロスの方が安全度が高いという結果になりました。

TATEについてはTATE2なども発売されていて、初期型を購入することは少ないと思いますが、どちらがおすすめかとなると価格も同じぐらいなので、ロックブロスを選択する方が良いかもしれません。TATE2はいずれ実験したいと思います。

格付カテゴリー内のABUS1500と比較すると

ABUS1500の重さは270gで約2.3倍。鍵を広げた時の内径も330mmと約2倍。価格は同じ。

利便性としてはABUS1500が優位かと思います。

ただ、自転車にコンパクトに取り付けることができないため、手持ちやバッグに入れたくない人はこちらが選択肢のひとつになるかと思います。

ABUS1500と強度や盗難難易度を比較すると

ロックブロスの方が上かもしれません。

こちらは350mmクラスのボルトクリッパーで、プレートに3回ほど刃を入れて切断できましたが、ABUS1500は1回で2本のチェーンをまとめて切断できます。布が邪魔をして自転車からすぐには外せませんが、根元は固定されていないのでロックの方法によってはリスクが格段に上がると考えました。

また、追加で実験した200mmボルトクリッパーでもこちらは切断ができませんでした。

ロックブロスは、ABUS1500の上位に位置づけしたいと思います。

 

とはいえ、バッグに隠し持てる200mmや300mmのボルトクリッパーで瞬殺なので、長時間の駐車には向きません。マンションなどの駐輪場に停めるのも危険かと思われますので、一時的な利用、または目の届く範囲に停める際に限り使うべき鍵だと思います。

ボルトクリッパー対策まで考慮しないのであればアリな選択です。