Bicycle Security Lab

鍵の格付ランキング

「自転車の鍵の格付けのランキングについて」

自分が実際に自転車の鍵を選んでいたとき「一番ほしい情報(鍵の強さを比較できる情報)はどこにもなかった」という困った経験から、鍵選びに必要な鍵自体の【強さ】を見いだすために、実際に色々な鍵を購入、切断、破壊して、壊れにくさを格付。比較できるようランキングを付けていきたいと思う。

「鍵の格付けの指標について」

鍵の丈夫さと重さはトレードオフの関係があり、盗難率の地域差も大きく、必ずしも強いものが良いわけではないとの観点から、実際の用途を想定して線を引いてみた。 

 

 

 S 「映画なら見られるかも」
---「電動工具の壁」---ex.Thunder blade


 AAA 「ランチなら行けるかも」
---「大型工具の壁」---ex.750 Bolt croppers


 AA 「カフェなら行けるかも」
---「中型工具の壁」---ex.450 Bolt croppers


 A 「コンビニなら行けるかも」
---「小型工具の壁」---ex.300 Bolt croppers


 B 「トイレなら行けるかも」
---「専用工具の壁」---ex.Wire cutter


 C 「一瞬なら目を離せるかも」
---「家庭工具の壁」---ex.Nipper or pliers


 D 「盗難防止の鍵としてお薦めしない」

 

 

※各カテゴリー内は上から強度順

※鍵は自転車に付けた状態で実験

※実験は自転車の前に立った状態からカウント開始。切断後に元の位置に戻りストップウォッチをオフにする(鍵のみを切断した時間ではないので注意)

※実験開始から10分を過ぎた状態で未切断なら壁クリアとする

 

格付けに関しては素人が独断と偏見で行うので一切の保証できない。
あとピッキングは考慮しないものとする。
鍵は使い方や止め方でも鍵の能力は変わるのであくまで参考程度ということで。
また、指標は実際に運用してみて随時変更の可能性もあり。 

「鍵の実験ついて」

基本的に、鍵は自転車を地球ロックしたと想定した状況で繋ぎ、施錠した状態で実験を行う。 実験用の工具は、amazonランキングから各カテゴリーの上位のモノを選定するが犯罪幇助・助長を考慮して品名は出さないようにする。

 

※追記2017.2.8

当初から前回まで使用していたボルトクリッパーは軟線用という事実が発覚し、実験中に使用不可になったため、本日より硬線用を購入して実験を行うことに。
また、「Medium Bolt croppers 」については購入頻度が一番多いらしい300mmクラスにサイズダウン。
Large Bolt croppers」については海外の動画サイトで使用頻度が多い750mmクラスにサイズアップ。
 そのため、過去の実験内容についても一部再検証を行ったが、格付に変動はなかった。

 

※追記2017.6.23

格付順位をより明確化するため、200mmクラスのボルトクリッパーと、16tクラスの油圧式鉄筋カッターを導入しました。
レビュー済の鍵に関しては適宜追加実験を行い、追記を行っていきます。

 

※追記2018.5.3

AAのカテゴリー内に鍵が集中したため、450mmのボルトクリッパーを導入し格付順位を再編し、カテゴリーを1つ追加して7つに変更。

 

「鍵の格付ランキング」

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【S】「映画なら見られるかも」

-----「電動工具の壁」-----ex.Thunder blade

【AAA】「ランチなら行けるかも」

-----「大型工具の壁」-----ex.750 Bolt croppers

【AA】「カフェなら行けるかも」

-----「中型工具の壁」---ex.450 Bolt croppers

【A】「コンビニなら行けるかも」

-----「小型工具の壁」-----ex.300 Bolt croppers 

【B】「トイレなら行けるかも」

-----「小型工具の壁」-----ex.Wire cutter

 【C】「一瞬なら目を離せるかも」

-----「家庭工具の壁」-----ex.Nipper or pliers

【D】 「盗難防止の鍵としてお薦めしない」

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まだ格付していない鍵も含めて、鍵の選び方と最強の鍵についてまとめているので、良かったらこちらもどうぞ。

OTTOLOCK(オットーロック)を格付してみた

OTTOLOCK(オットーロック)

幅:18 mm幅
長さ:30インチ
重さ:150g

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「レビュー」

数年前、クラウドファンディングで初お披露目になった鍵です。

多層レイヤーによる金属プレートを重ねた、軽量かつ強固な鍵として話題になりました。

最近では日本代理店での取り扱いもスタートして購入しやすくなったようです。

 

また、この商品はブログを見て頂いている方からも、格付のご依頼を頂いていた製品なので詳しめにレビューしていこうと思います。

 

海外の実験動画です。この動画を見る限り頼もしいですね。

ただ、メーカー側も鍵のレベルとしては、ワイヤーより上。U字より下。

という広報を行っていることからもあくまでサブとしての用途だとは思います。

 

では、パッケージから見ていこうと思います。

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日本に正規品もあるのですが、売り切れだったので、こちらの商品はアマゾンで並行輸入品を購入しました。

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3桁のダイヤル式です。

1~999の組み合わせなのは頂けないですね。総当たりの最後でも17分、、

せめて4桁、希望は5桁です。
まあ3桁の時点で長時間の放置は想定していないのかもしれません。

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シリンダーはしっかりしており、ここを壊そうとするひとはいないかと思います。

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この一番上のシルバーの突起を押しながらバンドの出し入れをします。

推している間は、ロックが解除されるので自由に長さの調整が可能です。
ダイヤルロックすると突起が下に押せなくなります。

f:id:tugune:20180503181305j:plainこんな感じでバンドを通します。見たまんまですね。

色々なサイズを測ってみました。

本体重量を測ってみました。 

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重さを測ってみました。オフィシャルでは150gとなっているのでほぼジャスト!

雑なメーカーが多い中、すばらしいです。
150gとか持ち歩いているのを忘れてしまうレベルです。

本体サイズを測ってみました。

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長さは約30インチで、公式では76cmとなっているのでほぼジャスト。

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幅は18mmほどあります。

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厚みは約3mmですね。

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内径も測っておきます。直径は約24mmほどですね。

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いつもどおり、ABUS6500との比較です。プレート厚み分ottoの方が広い感じしょうか。

重さと使いやすさは圧倒的に違いますが、、

 

このサイズ感だけでも圧倒的に軽量コンパクト!強度の期待ができなくてもこのスペックだけでも買いな人は多いと思います。

小さくしてみた。

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軽量コンパクトが売りの製品なので、どこまで小さくなるか無理のない程度に丸めてみました。
これならバッグの中でもOKですね。

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結構小さくなりますね。これ以上小さくすると丸めるに時間かかります。

 

実際に自転車に留めてみました。

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自転車の前輪です。余裕過ぎる。。

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バンドがシリンダーに少しでも通っていればロックできるので、最大だとこのぐらいまで広げることができます。

このOTTOロックの使い方

通常の鍵と違いバンドをギュッと締めるタイプです。
f:id:tugune:20180503183341j:plain地球ロックする際は、このようにバンドを最小限まで小さくする必要があります。
チェーンやワイヤーロックだと余った部分が下に垂れ下がり、ボルトクリッパーの餌食になっていました。
このスタイルなら、腰より上で留めていればボルトクリッパーの体重攻撃から逃れられるかもしれませんね。

今までにないバンドというスタイルなのでどんな結果がでるか楽しみです。

 

「実験」

とりあず、手でひっぱりましたが、問題ありません。

では、いつもお通り自転車に取り付けて実験を行います。

いつもは防犯をかねて実験風景の写真は公開していないですが、特殊な止め方の鍵なのでさらっと出しておきます。

f:id:tugune:20180503183835j:plain高い位置のフレームに付けるか迷ったのですが、バンド内の隙間がより少なくできそうなホイールにしました。

この隙間のない感じ、、
大型ボルトクリッパーを使うと自転車に傷が付きそうですよね、、

 

まずは、強力ニッパーから試していきます。

バンドの周りは普通のゴムなのでさらっと切っていきます。
少し切ると中からケブラーの黄色い繊維が出てきて切断を邪魔しています。

そのまま進めると薄い金属プレートが出てきました。

プレートは数枚あり、ニッパーでは切断できそうにありません。

 

挟んだままひねりを加えながら切ることに、、

ポロポロ、、

2分超えたぐらいからプレートが細切れにちぎるテクニックを覚えました。

3分ちょい経過、、

ケブラーのみになりサラッと切断できました、、

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長期戦も覚悟していたのですが、意外と、、早い

 

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床に散らばっていたプレートの残骸を集めてみました。
結構薄いプレートだなという印象。

ニッパーで終わってしまいましたが、、

ワイヤーカッターでも実験してみます。

ニッパーだとちまちまと時間がかかりましたが、ワイヤーカッターだとバスっバスっと切る手応えがあります。ワイヤーカッターは刃の長さが短いので真ん中あたりで少し手こずりましたが、約2分少しで綺麗に切断できました。 

せっかくなので複数のボルトクリッパーも試してみます。

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左が750mm、右が300mmのボルトクリッパーの痕です。

厚さが3mmですが柔軟性のあるバンドのため大型のボルトクリッパーの刃先の隙間に収まって歯形が付いただけでした。

これは私のメンテナンスのせいもあるので、300mmのボルトクリッパーの刃の隙間を調整して隙間なしにして再チャレンジしてみます。

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刃の隙間をぴったりに調整するとあっさり切れましたね。

ケブラーだけは切り残しがあったので、普通のはさみで切断しました。

しっかり隙間を埋めていても750mmクラスは使い物になりませんが、200mm、300mmクラスだと調整した刃での切断はトータルでも約50秒と瞬殺に近かったです。

鍵を分解してみた

PRODUCT | OTTOLOCK(オットーロック)・ポータブルロック 日本公式サイト

公式サイトにもあるとおり、複雑な構造をしているバンドなので実際のところどんな感じなのか分解してみようと思います。

 

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外側のゴムだけを剥がしてみました。

ケブラーがびっしりと編み込まれています。これ結構コスト高そうですよね、、

オリジナルで設計、製造しているのでしょうから価格が高いのも少し納得です。

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ケブラーを剥がしてきました。

中から薄いプレートが3枚出てきましたね。プレートの隙間にもケブラーがびっしり。

公式のイメージ図とはまた違う構造ですが、これはこれですごいっす。

ここまでケブラーを使った製品はみたことがありません。

5cmほど剥がしてみましたが3枚のプレートがずっと続いていました。

 

では、分解も終わったところで格付にはいります。

 

【D】 「盗難防止の鍵としてお薦めしない」

格付けは強力ニッパーで切断されたので「D」です。

海外の動画を見ていたので拍子抜けの部分もありますが、一応ニッパーで切断できるという感じになりました。

このDカテゴリー内ので順位ですが、チェーンロック「DR-180」は切断まで1分少しに対し、こちらは約4分と4倍近く時間がかかります。

また、J&C(ジェイアンドシー) ワイヤーロック はワイヤーをニッパーで切るのに約7分かかっているので、カテゴリー内で2番目のランクになりました。

 

メーカー側としてもサブとしての利用、または一時的な使用と目的がはっきりしている鍵なので、納得といえば納得です。

 

この格付では、あくまで主力としての鍵の検討を目的としているので、ランクは下の方になりますが、サブとしは軽量コンパクトなので有益に間違いはありません。

ホイールやサドルなどパーツを守る鍵としては優秀かと思います。

 

自転車と地球ロックの対象をがっちり隙間なく留められれば、大型工具は使用不可になりますが、小型工具ではその隙間も簡単に突破できるので、やはり力不足。

自転車を手元から話す場合、メインとしは使わずもっと強固な鍵をお使いください。

上記からも、長い時間放置するときの鍵としてはおすすめしません。

 

GODZILLA(ゴジラ) リンクケーブルロックSGM-201-Rを格付してみた

GODZILLA(ゴジラ) リンクケーブルロックSGM-201-R

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サイズ:Φ20×1100mm
ロック本体:ドリルガード付
カギ種類:シリンダーキー
スチールリンク:太さ20mm
長さ:1100mm

「レビュー」

数年前に一斉を風靡したゴジラロック。

私の記憶では「GODZILLA」を販売していた斉工舎が•••というニュースがかすかに記憶に残っています。

その鍵がいつになっても販売されていて在庫豊富なのかな?と思っていましたが、現在はリンエイ株式会社という会社が販売をしているようです。

新製品も登場しているようなので、それならとぜひ格付けしてみようと今回購入してみました。

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見舞金の制度を導入しているんですね!

こういう配慮はとても素敵だと思います。

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今回購入した鍵はバイク用とのことなので、電動自転車または原付以上のバイクにのみ見舞金がでるようです。

価格の安い他のバリエーションの鍵や自転車は対象外のようなのでご注意ください。

では、ゴジラロックの細部を見ていこうと思います。

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鍵はチェーンロックによくあるはめ込み式の形です。
スプリングは入っていないので、鍵の端をシリンダーに差し込んで普通に鍵を回します。

スプリング式の方が利便性は高いですが、故障を考えると一長一短なのでまあお好み。

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鍵は2本付いています。個人的にはあと1本ほしいところです。
鍵も通常のタイプです。バージョンアップでディンプルになるといいですね。

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シリンダーの鍵穴です。
販売会社のHPによると鍵穴にはドリル対策がされているようです。

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先端をここに差し込んで鍵を回すと閉まります。

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シリンダー自体は金属の塊にプラスチックカバーが付いていて強固そうです。

ちなみに、過去に同じスタイルの鍵を格付した際に、重なり合うリンクがズレてワイヤーがむき出しになるという最悪の状況になってしまいましたが今回は大丈夫でした。

シリンダー側も凸側もビニール部分をかなり引っ張ってみましたが、しっかり繋がっていました。 

重量や直径などのサイズを測ってみました。

まずは、本体重量。

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本体重量は923gです。公表は960gなのでまあほぼ誤差な感じです。

本体サイズを広げて測ってみました。

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円の直径は約33cmほど。1100mmなので長さは十分。地球ロックなども余裕でできる長さなので実用で困ることはほぼないでしょう。ABUS1500と同じ長さですね。

ABUS6500と比べてみました

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一応、ABUS6500を中に入れてみました。さすがにこの比較が無意味ですね。

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リンク部分の厚みは約18mmでした。布カバーまで入れると約20mm。
このサイズは絶妙で過去15mmを越えると、大型のボルトクリッパーでないと挟めないケースが多々あったので、リンクが丈夫であればかなり優位かと思います。  

また、この商品の上位に幅25mmという強力なゴジラロックもありますが、重さが1.5KGとなかなか重いので悩ましいところです。

実際に自転車に留めてみました。

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幅の狭いブロンプトンのスポーク幅ギリギリで取り付けOKでした。
さすがに1100mmは余裕すぎます。

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取り付けはどうしましょうかね。とりあえず巻いてみました。
直径20mm、長さ1100mmあるのに意外とコンパクトになりますね。

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一度外してグルグル巻いてみました。これが最小限です。思ったより小さくなるのでバッグに入れるにしてもコンパクトでいいかもですね。

商品を手にした感じはともて強固でいい印象です。昔、よく切断されていた動画や画像が出回ってたような気もしますが、いまのところ想像ができないです。

昔と今で商品の構造が違う可能性もあるので同じに判断はできませんが。。

「実験」

まずは、手で引っ張ってみます。
自転車に付けた状態ではさすがにどうにもならないです。

長さがあるので、V字にぐいっと折ってみましたが、リンクの重なりが外れることもなく丈夫でした。

リンクの重なりは1つ1つが回転するので機構としてはとても優秀です。

そもそも幅が20mmもあるので、小さなニッパーや200mmのボルトクリッパーでは挟むことすらできませんでした。はい、ここまでは想定内。

さて、第一目標の300mmのボルトクリッパーで実験したいと思います。

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布はシリンダーと固定されていないので、リンクの表面がむき出しにできました。

基本的には汚れ防止、傷防止の役割で付けられているようです。

普通の布ですが、端がしっかり留められていれば首の皮一枚で繋がるケースもあるので、この辺りの処理は少しもったいないですね。

300mmのボルトクリッパーです。

このラインは軽くクリアしたいところです。

ボルトクリッパーを手にして刃を広げていきますが、20mmの壁は大きいです。

表面のビニールは簡単に切断できるのですが、手持ちのボルトクリッパー300mmの刃の広がりは約13mmなので、20mmのリンクを挟み込めませんでした。

リンクケーブル自体が長く床に垂れているので、小さいボルトクリッパーながら体重をかけることにしました。隙間を狙って刃を入れますが切断まではまったくいきません。

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10分経過。300mmでは刃がたちませんね。

 

750mmの大型ボルトクリッパーの登場です。

数々の鍵を破壊してきたボルトクリッパーです。。。
しかし、これを突破しないとやっぱり不安です。

プレート幅は約3cmで750mmのボルトクリッパーの刃の長さならギリギリカバーできそうなサイズ感。

とりあえず、刃をかけてみます。

750mmのボルトクリッパーの刃の広がりは約21mm。

リンクの太さは20mmなのでギリギリ挟み込める計算になります。とはいえ、ほぼ丁度のサイズ感なので力が掛からなければ切れないですが。

 

ボルトクリッパーを浮かして切ろうとしてみましたが、やはり表面がすべって挟み込めず。。

鍵は下のように垂れているので、先ほどと同じようにクイッと刃を下に向けて体重をかけていきたいと思います。

リンクとリンクの間を攻めます。

リンク同士は固定されていないので、少し力を入れると重なり合う部分に隙間ができ、直径20mmを少し下回る幅になりました。

これなら力が入るはず(ちなみにワイヤーは見えていません)。

ここまでくれば話は早いです。

体重をかける間もなくグチャっとリンクが潰れました。

所要時間は約58秒、、

さすが750mmのボルトクリッパー様としかいえません。

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実際にはボルトクリッパーでリンクを破壊したあとにワイヤーの切り残しをワイヤーカッターで切断したので、ボルトクリッパー分の所要時間はもっと少ないです。

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見えますかね。ワイヤーの切断面が2段になっています。ボルトクリッパーが切断したワイヤーと、その後ワイヤーカッターで切断した形跡が見てとれます。

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ワイヤー自体は約5mmです。過去に実験しているケースだと、ドッペルギャンガーのワイヤーロックが4mmなのでそれに近いですね。

ワイヤーのみだと5分以内にワイヤーカッターで切断できるレベルの太さです。
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リンクを1つ取り出してみました。これがワイヤーの周りを無数に繋がっています。

1つの形状が凸型だったため750mmのボルトクリッパーで破壊できたのでしょう。

ただ、このリンクのパーツはパッと見て分かるとおり、焼き入れされています。念のため金ノコでグリグリしてみましたが削れるどころか傷を付けるのも大変でした。

盗難現場では鍵を固定することもできないため、手動の金ノコでは10分以上かけても切断は難しいです。一人での作業ではほぼ不可能に近いでしょう。

2018.5.3追記

格付再編のために450mmの中型ボルトクリッパーで再チャレンジします。

刃のサイズ的にはまったくたりていません。
とはいえ750mmで経験したように、ボルトクリッパーを最大限に広げてリンク部分を刃に食い込ませます。

何度かチャレンジしますが、刃がすべって潰すことができず、、

時間ギリギリのところでようやく傷が滑り止めになったのか噛みつくことができました。

ここまでくれば後は簡単です。スパッと切断できました。

 

A 「コンビニなら行けるかも」

格付は、またもやAカテゴリーになりました。

750mmと450mmのボルトクリッパーで切断できたので「A」です。

このカテゴリーの中で順位比較されるのは、パルミーなどのアルミU字ロックとABUS685です。

アルミU字ロックとの比較ですが、ゴジラロックは300mmのボルトクリッパーではまったく歯が立たなかったので上位。

ABUS685との比較ですが、ABUS685は時間にして約1分40秒掛かっており、さらに布が切断の邪魔をしていたという結果から、このゴジラロックは下位とします。

 

ということで、このゴジラロックSGM-201-Rはパルミーより上、ABUS685より下にランキングすることにしました。

 

総評

切断実験をしていて素材や重さも重要なファクターですが、なによりも鍵の太さ、幅の重要性をかなり認識させられます。特にボルトクリッパーは構造上、対象物を挟み込めないと切れないので、20mmを超えると450mmや750mmのボルトクリッパーでは切断行為自体が不可能になります。

このゴジラロックSGM-201-Rも結合している最小部分の幅があと数mm太ければ結果が違っていたかもしれません。

 

ABUS685とどちらを買うか難しいところです。強度だけならABUS685でしょうが、長さが750mmに対してこちらは1100mmで、重さが100gほどしか違いません。
価格も状況により500円ぐらいの差。ん、、お好みでって感じですかね、、

 

とはいえ現状、どちらもプロに目をつけられるとやはり無力です。

衝動的な相手に対しては有効ですが、事前に大型工具を持っている相手には効果が薄いです。長時間停めないといけない場合には、もっと頑丈な上位の鍵をお使いください。

 一応、念押しですが、この商品と私の持っている切断工具などの条件に限っての比較なので、例えば上位の幅25mmの商品や切断工具が違うとまったく違う結果になっていると思います。

相対的な評価ですのでお気を付けください。

また、商品選びの際は型番等お間違いなく。

 

 

TIGR LOCK MINI (タイガーロックミニ)を格付してみた

TIGR LOCK MINI(タイガーロックミニ)

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チタン合金製鍵
正規代理店10年保証&永久修理
重量:430g

「レビュー」

今回、TIGR LOCK MINIを日本で取り扱っている会社様より、鍵の格付のご依頼を頂きました。その際、自由に記事にしてよいということだったので(ご配慮ありがとうございます)、遠慮なくレビューさせて頂きました!

 

この鍵は数年前にアメリカのクラウドファンディングで登場し、チタンを使った斬新な形状の鍵ということで、実はずっと気になっていました。

TIGR LOCK は、76cmの長いものや30cmの短いもの、形状も三角や四角とバリエーション豊富にあり、今回はミニということで三角の小さなタイプになります。

最近では国内で販売もされているんですね。便利な世の中になりました。

では、細部から見ていこうと思います。

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まず、シリンダーからフレームを外してみました。通常のU字ロックとは違う独特の形状をしています。なんかシンプルでカッコいいですね。

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開口部は自然の状態で約6cmほどの広さがあります。コンビニ等のポールは直径約76mmなので、少し小さいかなと思ったのですが2.3cmほどなら軽い力で広げることができました。

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これは面白いシリンダーの仕組みですね。

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先端をシリンダーに差し込んで鍵を回すと、突起が出てきて隙間が埋まり抜けなくなります。これ考えたひとすごいですね。シンプルかつ強固!

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鍵は2本付属しています。本音は3本ほしいところですが。
私の好きなディンプルキーではないですが上下どちらでもさせるのはいいですね。 

色々なサイズを測ってみました。

本体重量を測ってみました。

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本体重量は415gです。さすがチタンは軽いですね。パナソニックのアルミU字が380gなのでその凄さがわかると思います。

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取り付けマウントと一緒に計測しても454gです。ABUS6000の半分。。
これで強固な鍵だとしたら即買いレベルかと思います。

本体サイズを測ってみました。

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内径の縦は実用範囲で約18cm、横は一番広いところで約10cm。特殊な形状ではあるものの必要最小限のサイズはクリアしてそうです。

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先端の広さもそれなりにあり、直径約4.5cmほどのフレームなら難なく収まりそうです。

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幅は約3.2cmほど結構太いですね。

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厚みは約3.5mmでした。
過去実験した多関節は5mm前後が多いイメージなので、思ったより薄めですがチタンなので、薄めでも大丈夫なのでしょうかね。 

ABUS6500と比べてみました

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これはさすがに比べるのが酷ですが横幅は同じぐらいですね。
 なにが驚くってABUS6500は約1.5KgですがからTIGR LOCK MINI の約3倍、、

 

実際に自転車に留めてみました。

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ブロンプトンの前輪のスポーク幅が狭いので、普通に取り付けようとすると引っかかりつけることができませんでした。タイヤで地球ロックするケースは少ないと思いますが、小さい自転車を所有している人は気をつけてくださいね。

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鍵をくねっと回しながら差し込むと鍵を取り付けることができました。慣れればそんなに難しくはなさそうです。

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実際の取り付けシーンをイメージして真ん中のフレームに取り付けてみました。取り付けた感覚としては形状が独特なのでやっぱり少し慣れが必要です。

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必要最小限の隙間ですが、停める場所のポールサイズが事前にわかっている状態なら問題なさそうです。

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試しにフレームに本体を取り付けてみました。普通のU字ロックは取り付けにいつも困りますが、TIGR LOCK MINI はサマになっているような気もします。

「実験」

手の腕力でどうにかなる固さではないので、強力ニッパーからいきます。

若干、角にあとは付きましたが切れそうにはないので次行きます。

200mmのボルトクリッパー!歯型は結構付きますね。内心ちょっと不安。。

とはいえ、時間をかけても切れるレベルにはなりそうにないので、第一目標の300mmのボルトクリッパーに挑戦したいと思います。

300mmのボルトクリッパー登場です。

安い価格帯の鍵はここでストップしがちですが、チタンはさすがに大丈夫でしょう。

幅が3cmほどあるので中型のボルトクリッパーでは半分ほどしか挟めません。
グイッと腕力で挟みますが、ボルトクリッパーが歪みます。。
現在3分。鍵は自転車のフレームの下側に落ちているので、床を使って体重をかけることにしました!

プレートが薄いこともあり、グッと押し込むもボルトクリッパーが歪むだけでバチっと切れません。

手法を変えて反対側からも切れ込みを入れて、腕力で折る作戦に変更!さらに体重をかけていきます。。

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10分経過です。両サイドから挟んでいるので中々の傷が残っていますね。

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切り込み跡のアップです。もうちょっと頑張ったらいけたのか?約半分ほど切れてますね。ほかの素材でもそうですが、このあとちょっとが難しいんですよね、、
ちなみに自転車に取り付けた状態で、手で折れるか試してみましたが、この状態ではまだ折れませんでした。

中型450mmのボルトクリッパーが新登場します。

300mmと750mmの中間として登場した450mm。
先ほどと同じように端から切りにいきますが、刃の長さがプレートの3/2辺りまでですべてを挟み込むことはできません。

結果、体重をかけても切断までもっていくことはできませんでした。

大本命の750mmの大型ボルトクリッパーでチャレンジします。

このボルトクリッパーを突破できた鍵は未だに1つ。
しかし、これを突破しないとやっぱり不安です。

プレート幅は約3cmで750mmのボルトクリッパーの刃の長さならギリギリカバーできそうなサイズ感。

とりあえず、刃をかけて腕力で切ってみることにします。

厚さ約3mmということで手応えはまったくありません。ボルトクリッパーがクネクネするぐらいですね。歯型はばっちり付いていますが、切断まではいっていません。

腕も疲れてきたので、体重をかけることにします。750mmになると腰上あたりの位置までは床を使って体重をかけられます。

はい、ぐいっと体重をかけると、、

切れません!反動で体が浮き上がります。これはいける?と思って2,3度体重をかけたところで、バスっと大きな音を立てて切れました。

 所要時間は約2分半。体重をかけだしてからだと約30秒。恐ろしい、、

 

通常のU字ロックだと二箇所切る必要がありますが、この鍵は根元が固定されていないので、片方だけで鍵を外すことができました。

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切断面です。結構キレイに切れてますね。TIGR LOCK MINIは約3mm厚ですが、これがもし5mmだと過去の経験的には切れてないような気がします。
ただ、そうなると開口部の柔軟性がなくなって使いづらくなるかもですね。

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チタン製ということで期待値が高かったというのもありますが、もうひと頑張りしてほしかった印象です。

ということで格付したいと思います。

AA ゴールド「カフェぐらいならいけるかも」

格付は、またもやABUS6000と同じカテゴリーになりました。

大型ボルトクリッパーで切れてしまいましたが「AA」のゴールドです。

このゴールドのカテゴリー内は強豪がひしめき合っています。
まずはカテゴリートップのABUS6000との比較ですが、切断難易度からしてABUS6000の方が上でしょう。

次に、WD-870 スチール U ロックとの比較ですが、切断難易度はほぼ同じなので、判断が難しいですね。なので、もう一度WD-870を切ってみたいと思います。

WD-870は二箇所切断が必要。U字部分が滑るので何度か挟み直しをしないといけない。この点はTIGR LOCK MINI にはないので、実質WD-870の上のようです。

ABUS 685との比較ですが685は体重をかけてすぐ切断されたので、TIGR LOCK MINIの方が上になります。

ということで、ABUS 685の上、WD-870の下にランキングすることにしました。

忘れてはいけないTIGR LOCK MINIの魅力

すっかり切断強度の話ばかりになっていましたが、TIGR LOCK MINI の魅力はその軽さです。
430gという軽さにも関わらず、この強度。というところ。
特別この鍵をフォローするわけではないですが、WD-870は790g、ABUS6000は1,220g、ABUS685は850gですからその軽さは特筆すべき点かと思います。 

では、パルミーは?どうかというと、パルミーは体重をかけずに切れたので、やはりこちらの方が強度は格段に上だと思います。


この鍵はかなり高価な部類なので、軽さと強度のどちらを優先するかによって判断は変わってくると思います。お金をかけてでも軽いものがほしい!という方にはおすすめできる鍵ですね。
パルミーなみの軽さで6mmチェーン以上の強度が手に入る感じですかね。

総評

300mm、450mmの中型ボルトクリッパーに耐えたとはいえ、750mmクラスの大型ボルトクリッパーには数分で突破されてしまいました。
プロに目をつけられるとやはり無力としか言えません。
とはいえ、衝動的な相手やバッグに隠せるレベルの工具を持っている相手には十分効果があるともいえます。長時間停めないといけない場合には、もっと強固な鍵をお使いください。

 

本当は使い分けするのがいいんでしょうけどね。
この鍵を購入できるような層のひとは、きっとABUS6500などのレベル15あたりと、このTIGR LOCK MINI のような500g以下の鍵を使い分けているような気もしますが。

 

ABUS(アブス) 685/75 SHADOW を格付してみた

ABUS 685/75 SHADOW

LENGTH:750mm
KEY TYPE:カギ式
THICKNESS:6mm
WEIGHT:850g

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「レビュー」

ABUSのチェーンロックのカテゴリー内では、中の下くらいに位置する鍵です。

メーカー独自のセキュリティレベルは、ABUS685でレベル6、以前格付したABUS1500はレベル3です。

数値上では倍ですがMAXレベルは15なので1/3程度。過度な期待は禁物かと思います。

格付け時の比較対象は同じメーカーの下位商品ABUS1500や、上位商品のBORDO6000辺りかと想定しています。

 

では、細部から見ていこうと思います。

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最初は鍵穴からチェックします。鍵穴にはカバーが付いているのでゴミが入りにくく、いたずらしにくい仕様なのは高評価。

肉厚のプラスチックで覆われているので安全性も高そうです。

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鍵は低価格帯の定番、普通の鍵です。2本ですが1つは予備なので実質1本で運用ですね。本音は3本ほしいところ。

鍵の接合部分です。

しっかりした作りでここを破壊するのは難しそうですね。

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接合部分にはスプリングが入っているので、凸の部分を凹に入れるだけの簡単仕様です。鍵を留めるときに鍵を使用しないのは本当に便利です。

これはABUSの多関節やU字ロックにはない特徴と言えるかもしれません。

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弱点になりがちの根元の部分もチェックしました。布カバーはただのカバーでしたが、根元はしっかり固定されており、ここを狙うのは非効率と思われるので対策は大丈夫でしょう。

色々なサイズを測ってみました。

本体重量を測ってみました。 

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重さも測ってみました。792gですね。公表は850なので58g違います。なにかパーツでも載せ忘れたかな、、まぁ軽いのはいいことです。

本体サイズを測ってみました。

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内径のサイズもちゃんと測ってあります。長方形にした場合、横は約11cm、縦は約24cmほど。普段使いするぶんには十分な長さかと思います。

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いつものABUS6500と比べています。6500の長さは850mmで、685は750mmで約100mmほど違うのですが並べてみると幅が小さいぶん内径は685の方が広いです。

チェーンのサイズを測ってみました。

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チェーンの太さは公表6mmですが、実質5.5mmぐらいでしょうか。もう一声って感じ、、場所により6mm近かったりもするのでABUS的には誤差なのでしょう。

もしかして先ほどの重量が軽かったのはこのせいか、、

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横側のサイズも測ってみました。ここなんてほぼ5mmですね、、

ABUS6500と収納性を比べてみました。

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ABUS6500を並べてみましたが、丸めると同じぐらいになりました。

チェーンは自由に変形収納できるのはいいですね。ABUS6500は1500gあるので重量は実質倍違いますが、、

また、この2種類は使い勝手もまったく違うので用途に合わせて選びたいところ。

ただ、レベル15とレベル6なので比較対象としては重量も近いのはBORDO6000かな。とはいえ、BORDO6000もレベル10なので単純にレベルの比較では6000を選ぶ方がいいのでしょうね。

実際に自転車に留めてみました。

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実際にポールに繋いでみました。

長さが750mmあるので何の問題もなく留めることができました。チェーンの幅も狭いので細いホイールの間も楽勝です。

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俯瞰で鍵の内径も見て見ましたが、こちらも問題はなさそうです。

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こんな留め方をするひとはいないと思いますが、ぐるぐる巻きつけられるのもチェーンの魅力ですね。

1kgを下回る軽い部類のチェーンですが、明らかにABUS1500より頑丈だと思います。

4mmから2mm太くなるとどのくらいの強度になるのかちょっと楽しみですね。 

「実験」

不可能だと思っていますが、まずは手でひっぱりました。

さすがに問題ないです。次に強力ニッパーも余裕。

次に200mmのボルトクリッパーも余裕。

このクラスになる実験も楽なので助かります。

次に、300mmのボルトクリッパーで試します。

ABUS1500はこの段階で切断できてしまったので、期待です!

チェーンの6mm幅は十分挟めます。

腕力で力を入れましたが、刃が食い込まない、、

30秒ほどで諦めて、ボルトクリッパーの片方を床に置いて体重をかけました。

ぐいぐいっと体重をかけましたがまったく刃がたたず、、

上下の体重移動でさらに負荷をかけていきます。。

1分20秒ほどでグニっとした感触!イッた?と思ってボルトクリッパーを見たら、刃の重なりが歪んでしまいました、、

はぁ買い替え。。

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チェーンを見てみると、僅かに傷ができているだけですね。

縦横2mmの差は圧倒的ですね。丸型ではなくスクエア型なのも影響しているかと思います。対角線上では6mm超えますから。ちょっと一安心。

300mmのボルトクリッパーを使用不可能にしてしまいましたので、そそくさと750mmに取り替えます。

 

750mmの大型ボルトクリッパーの登場です。

念のため、多くの鍵がこのボルトクリッパーに瞬殺されてきたので、期待と不安が入り混じりながら実験を続けます。

このサイズになると6mmは余裕で挟めますね。

まずは2本同時に挟みましたが横幅12mmのプレート状態なので、腕力だけではさすがに厳しいですね。

手抜きをせずに1本ずつ挟むことにしました。

ぐいっと体重をかけると、一瞬でバスっと大きな音を立てて切断できました。

 

この時点で所要時間は約1分ですが、1本作戦に変更してから切断までの実時間は約15秒。750mmおそるべし。

ただ、チェーンは片方を切断しても鍵は外せないため、もう片方も切断します。

同じく15秒ほど。現在、合計1分22秒です。

ただ、この鍵には布カバーがあるので首の皮ひとつでまだ繋がっています。

もちろん、ボルトクリッパーで布は切断できないので、ハサミに持ち替えました。

布自体はただの布のようで普通のハサミでジョキジョキ。

時間にして約1分40秒ですべて切断しおわりました。

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こちらが切断面です。一回でバスっといったわりには表面がガタガタですね。

切ったというよりも潰したという感じでしょうか。

チェーンってキャパを超えるとあっさり切れるんだなという印象でした。

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布もなくなったので、チェーンだけをさらけ出してみました。

表面が虹色になっているので焼き入れがされているようですね。

前回、多関節の実験をした際に焼き入れの重要さを身にしみて分かったので、今回300mmのボルトクリッパーで刃が立たなかったのに一役買っているのかもしれません。

ということで、今回の実験では750mmでは瞬殺でした。

ということで格付にはいります。

2018.5.3追記

格付再編のために450mmの中型ボルトクリッパーで再チャレンジします。

3分ほど刃をかけて体重も入れますが、歯形程度で切断は難しそう、、

8分が過ぎ、完全に諦めムードで体重をかけていたところ、、

ボルトクリッパーの刃が潰れてきてる、、また買い換えか、、と思っていたところバスッっと火花が散ってチェーンが飛び散りました。。

こわ、、
ほぼ10分ですが一応ボルトクリッパーもろとも切断できてしまいました、、
ギリギリアウトな感じですが、、一応切断可ですかね、、
反対側のチェーンを切るのは怖いな、、

 

 

A「コンビニなら行けるかも」

格付けの再編を行ったのでABUS6000と同じカテゴリーではなくなりました。
ひとつ下のランクになります。

格付けは中型ボルトクリッパーでギリギリ切断されたので「A」です。

下位のWD-870 スチール U ロックとの比較ですが、こちらは体重を数回かけて切断しています。一方ABUS685は体重をかけきる前に切断できています。

どちらも二箇所切断が必要。685は布も切断が必要。んー悩ましい。。

切断時の体制の取りやすさでいえば、チェーンはだらっとしているのでボルトクリッパーの刃に手で押さえる必要がある。U字は鍵を持たなくてもよい。ん、、、

チェーンはだらっとするので切断位置が低くなりがち、、判断が難しい、

単純に切断強度だけで言えばWD-870です。

実際に実験の所用時間もWD-870の方が気持ち長いですし。。

一旦こちらを上位にしましょう。

 過去に実験した3種類のチェーンを並べてみました。

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上/DOPPELGANGER DKL121-BK (6mmチェーン)

中/ABUS(アブス) 685(6mmチェーン)

下/ABUS(アブス) 1500(4mmチェーン)

数字上はたった2mmですがまったく違いますね。

DKL121-BKは焼き入れされていない丸型チェーンなので同じ6mmでも強度がまったく違うようです。

300mmクラスのボルトクリッパー対策をチェーンで考えるならABUS685がラインと考えていたほうが良いかもしれません。

 

小型ボルトクリッパーに耐えたとはいえ、大型の工具を持参されれば瞬殺されるので、プロには無力としか言えません。高い自転車の方はもっと強固な鍵をご購入くださいね。

長い時間放置するときの鍵としてはまだおすすめしません。

大型工具を持ち出されなければ切断は難しいので、コンビニのトイレなどちょっとした時間であれば十分頼りにある鍵だと思います。窃盗者に事前に狙われていなければの話ですが、、

 

同じカテゴリー内のアルミU字ロックよりも強固なのでU字の収納性が低い、地球ロックがしづらいという方は多少重くなりますが、こちらもありかもしれません。

ABUS1500と迷われている方はもう千円ちょっと出してABUS685を購入した方が精神的には安心ですね。

自転車を盗難されたら、すぐ行うべき基本行動の全リスト

大切な自転車が無くなっていたら、やること!

自転車の鍵について日々研究していたら、盗難時の対策や探し方などの知識も少しづつ増えてきました。

今回は自転車を盗られてしまった際に行うべき、基本行動について書いていこうと思います。

少しでも見つかる可能性にかけて、できる限り探しましょう。

①盗難された場所を確認する

1.路上であれば盗難ではなく、撤去・移動・整理という可能性。

自転車が撤去されたケース。

Googleで「自分の市町村名+自転車+撤去」で検索すると市役所などの撤去場所の案内や電話番号、エリアによっては撤去自転車を照会することができます。

基本的に撤去された場合は、撤去場所に告知しているケースが多いです。

自転車を整理しているケース。

ショッピングセンターの周辺や路面店の前、イベント会場などは、警備員が自転車を駐輪場に運んでいたり、整理目的で移動していることがあります。

置いていた場所を冷静に判断して周囲を見回してみましょう。

2.切られた鍵が放置されている、または何もない。

自転車の鍵が切られていた場合、盗難で間違い無いでしょう。

自転車を置いていた場所と周辺を写メして、自転車を置いていた時間と盗難が確定した現在の時間をメモしておきましょう。

できれば、ネットで自分の購入した自転車の商品ページをブックマークしてスペックがすぐ確認できるようにしておきたいです。

盗難届けを出す際に色々聞かれることが多いので。

 

また、捨てられていた鍵には盗難者の指紋が残っている可能性もあります。

実際に採取することは無いかもしれませんが、もしものことを考えて保管しておきましょう。そもそも切断されてたということは器物損害ですから。

3.駐輪場に停めていたはずなのにない。

自転車専用の駐輪場に停めていた場合は、盗難されたと管理している場所に連絡しましょう。管理者は市や県、民間等色々ありますが、必ず連絡先がどこかに書いてあります。

この電話は、今後警察等から管理会社に連絡が行った際にスムーズに動いてもらうための事前共有の意味と、もし管理者に通達があったときにすぐ連絡をもらうため、そして駐輪場に今後の対策をしてもらうためのクレームとして連絡します。

防犯カメラがあれば後々確認してもらえる可能性もありますし、連絡しておいて損はありません。

もちろん、有人の駐輪場なら管理人室に行きましょう。

駐輪場に停めていた場合は撤去の可能性は基本ありませんので、盗難の確率大です。

②自分の自転車の防犯登録の番号を確認する

1.防犯登録は事前に登録しないといけないので、登録していない人はスルー

2.登録した記憶があるひとは登録カードを探しましょう。

紛失した場合も身分証明書をもって最寄りの警察署に行けば大丈夫です。

よく街中で警察官が自転車を見ながら盗難された自転車かどうか照会しているのをみかえますが、確認しているのはこの防犯登録の番号なので、無駄と思わず登録しておいた方がいいです。

防犯登録は、自分の自転車の所有権・所有者を警察のビッグデータに登録することと同じ行為です。

その自転車が自分のものだと証明するのに必要な手続きなので、車でいう車検証や免許書と同じぐらいの価値を見出せるはずです。

単に警察に探してもらうためだけに、お金を払うのではないと思って入っていない人は早めに登録しておきましょう。

③警察に行き盗難届けを出す

これをしないと後々めんどうなことになる可能性があります。

所有権の移動やらなんやら難しいことが起こる可能性があるので、法律に詳しくない人はちゃんとした段取りを踏んでおく方がよいです。

また、前述した撤去の場合、盗難届け・被害届を出していた場合は無料になるケースもあります。盗難されて放置→撤去という場合もあるので、やはり盗難届けは出して置いたほうがいいですね。

 

また、自ら自転車を発見した場合や盗難者とトラブった場合、防犯カメラがある場合にも盗難届けを出していれば警察がすぐ動いてくれる可能性が高まります。

私も過去に盗られたことがあり、その際はかなりお世話になりました。

自ら発見した自転車には他人の鍵がかけられており、警察に連絡したところ速攻動いてくれて一緒に隠れて見張りをしたこともあります。。

盗難届けは警察が見つけてくれる可能性にかける!というよりも、盗難された事実を法にのっとって正しく証明する。

車で事故したときに警察呼んで事故証明を取るのと同じぐらいの意味があります。

また、盗難届けを出すことで窃盗者に犯罪者としての容疑をかけることになりますので、必ず出しておきましょう。

 

あと、これはケースにもよりますが、、、

盗難届けを出すとき、何かしらの理由でトラブってしまったときなど、必ず警察に行かないといけない場合があると思います。

私は交番に直接いかず、もう一つ上の警察署や相談窓口に一度連絡します。その上で交番にいくと警察署から事前に連絡がいっており、スムーズに処理してもらえることが多いです。

あと、内容により印鑑が必要だったりもするので、後出しで言われると取りに帰るのめんどくさいですよね。先に必要書類も確認しておきましょう。

以前、直接交番に行った時、忙しかったのか対応がすごく悪く、警察署経由でいくと対応がものすごく良くなったこともあります、、、

④自転車の探し方は、自分の足で探すORネットで探すの2択です。

上記2つが済んだらやっと探します。

1.探し方は、自分の足で探すORネットで探すの2種類です。

2.盗難者、犯人の視点から探すと見つかりやすいかもです。

盗難の目的は転売、足代わり、部品を自分で使う。のどれかだと思います。

このうち、転売目的なら転売先を探す。

足代わりなら、乗り捨てられていそうな場所を探す。

部品を自分で使われるケースが、一番探すのが大変です。

⑤自らの足で自転車を探す

自分の足で探す場合、盗難者の視点というところの足代わりのケースになると思います。この場合、探す場所は人が集まる場所です。

例えば、駅やショッピングモールなど歩いていくのがめんどくさい時にちょうど良さそうな自転車を見つけたから乗ってやろう!というケース。

この衝動的な相手は転売等を考えていないので、自転車の必要がなくなった場所で捨てられていることが多いようです。

私が過去に自ら見つけた場所は駅前のパチンコ屋でした。盗難場所から約1キロほど離れた場所です。たまたま見つけたのですが自転車が派手だったのでよかったです。

SNSで拡散する

残念なことに自らの足以外で、探す方法はネットの利用がメインになります。

こちらも上記同様、乗り捨てられた自転車を他人の協力を得て探すという方法。

 

FacebookTwitterInstagram、ライン、拡散できるものはすべて利用しましょう。

その際に、自転車の写真、ブランド、商品名、パーツの種類、傷などの特徴、防犯登録番号などを記載しておく必要があります。

普段からメモして保管しておくことをオススメします。

また、連絡がつくSNSなら大丈夫ですが、状況により連絡先を入れた方がいいケースも。その際は新しくGmailなどを取得して個人情報的にOKなアドレスを使用しましょう。

 

Twitterやインスタで拡散するときは、下記のようにハッシュタグを付けると広がりやすいです。

#自転車盗難 hashtag on Twitter

また、自転車の盗難専用の拡散サイトもありますので、登録しておきましょう。

盗難自転車情報検索・盗難対策サイト 【CSI 自転車特捜24時】

⑦オークションサイト、フリマサイトを確認

転売目的で盗難された場合、国内で出回る&自分で探せられる範囲はこのあたりになります。

ヤフオク!

https://www.mercari.com/jp/

ジモティー

ラクマ

モバオク

ヤフーオークションもメルカリも新規出品のアラートが複数設定できるので、「自転車とかロードバイク」とか検索範囲を広くした状態のもの。

ブランド名、商品名、色など細かく指定したものと数種類設定するのがオススメです。

必ずしも商品名やパーツ名で出品されるとは限りませんので。

⑧自転車の中古車ショップを確認

盗難車を中古扱いで中古車屋に売られることもあります。

Googleで「地元名+自転車+中古」と検索してネット販売しているショップを探してみましょう。

お店側も盗難車と気づかずに販売している可能性も否定できません。

また、過去に中古車屋が盗難しているニュースを見たことがあったように思います。ほとんどの中古車は健全な運営をしているはずですが、念には念を入れた思考をおすすめします。

ネット上で出品自転車が確認できるサイトの一部も書き出しておきます。

ここがすべてではないでが参考までに。

サイクリー

バイチャリ

クラウンギアーズ

CYCLE PARADISE

サイクルハンター

【BICI AMORE】

ネオスタ

Valley Works

あとは、根気よく、地道に地元の中古車屋さんをローラー作戦で回ってがんばるしかないです。

プロの盗難者はすぐ売らず、一定期間放置してから売りに出すひともいるようなので、気長に探すのがいいようです。

⑨盗難パーツを盗難者が使っている場合

正直、見つけるのはかなり困難です。

それは部品にシリアル番号がないことが多く、自分が購入したものと証明することが難しいからです。仮にパーツに付いた傷の写メを取っておいても難しいと思います。

ただ、もしかしたらのこともあるので、私は写メしていますが。。

パーツを転売されているケースの場合は、先ほど同様ネットから探しましょう。

⑩もし、どこかで自分の自転車を見つけてしまったら

お客のふりをして様子をみるだけにしましょう。

間違っても、それ自分のですが、、!などと質問してはいけません。

逃げられるか、襲われて危険な目に会うか、トラブルになるだけです。

にアクションせず、必ず警察の相談窓口に相談します。

連絡すると警察の人が次するべき行動を指示してくれるはずです。

その場で連絡できるように電話番号を控えておくと便利。

※どうあがいても見つからなかった場合。

ガチプロに狙われた可能性があります。

海外に出てしまっていたり、分解されてしまっていたり、この場合は諦めるしかないようです。。

この経験を無駄にせず、次は盗られないように徹底した意識づくりと自転車の守りを固めましょう。

※今後のために

まずは鍵の選び方と停め方です。

簡単に書くと、強固な鍵を使うこと、地球ロックすることの2点です。

このふたつを注意するだけで盗難確率はかなり下がると思われます。

鍵についてはこのブログでも多く検証しているので、必要に応じた鍵選びの参考にしてもらえたらと思います。 

ABUS(アブス) ABUS Bordo Lite 6050を格付してみた

ABUS(アブス) ABUS Bordo Lite 6050

LENGTH:850mm
KEY TYPE:カギ式
THICKNESS:5mmブレード
WEIGHT:650g

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「レビュー」

ABUSの多関節ロックの中では、下から2番目で前回実験したABUS5700と同じレベルに位置づけされている鍵になります。 

ABUS5700が公称800gに対し、こちらは650gと150g軽くなっています。

鍵の長さは6050のほうが50mm長い850mmになります。

気になる点としては、メーカーHPにある「軽量スチールコアを、5mmのプラスチックでコーティングしたバーを採用」というところ。

通常のプレートではなく、バーというところですね。 

実際にどのような違いがあるのか確認できればと思います。

上記が比較対象のABUS5700の格付結果になります。

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鍵穴です。

ABUSの低価格帯はすべてこのタイプです。普通の鍵ですね。

前回実験したABUS5700と違い、スプリングは採用されていないようです。

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鍵は全部で2本付属しています。付け外しを数回行いましたが、スムーズとは言いがたい感じはあります。鍵自体の精度は問題なさそうです。

プレートの横幅を測ってみた。

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プレートの幅も前回同様20mmで同じです。ただデザインはくぼみがあり軽量化されているのが見て分かります。

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プレートの先端部分。いまでの鍵と違いデザイン性が高そうですね。

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恒例の私が常用しているABUS6500を並べてみました。

比べるとまったく別物ですね。重さも2.5倍ほど違うので、、

6050は鍵の内側にスペースがあり地球ロックもしやすいそうでいいです。

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ふたつの鍵をたたんで並べてみました。ABUS6500の汚さが目立ちます、、

ゴムの部分がすれて汚れるんですよね。なんとかならぬか。。

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内側のサイズを測りました。綺麗な長方形になり扱いやすそう。

横幅も100mm以上あり、縦も230mm以上で十分かと思います。

本体重量を実測してみました。

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561gとペットボトル1つ分。軽いですね!

レベルが低めの鍵なのでこの軽さは心配になります。

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ケースを付けて実測してみました。

公称が650mmなので19gほど多いですが誤差の範囲ですかね。

では、実際に自転車に装着してみたいと思います。

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幅も細く、軽いので前輪はやはり問題ないです。

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フレーム部分に繋げてみました。20mmという細さはいいですね。6500とは段違いの扱いやすい差があります。

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このぐらい余裕が取れれば地球ロックも大丈夫そう。

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ふと、気づきました。

これ、まさか。ABUS6500に装着されているピンを守るリングが付いていますよね。これはもしや、、

「実験」

とりあえず実験を行います。

まずは、手で実験。

さすがに大丈夫そうです。ただ全体が華奢なので折れそうなぐらいしなります、、。

体重かけても関節部分は外れなかったのでまあ大丈夫でしょう。。

 

次に、強力ニッパーを持ちました。この辺りはさすがに余裕の守り。

次に、200mmのボルトクリッパーを使います。関節分から攻めようと思いましたが、刃が広がらず断念。

プレート部分を攻めていきます。プレートも暑さがあり切断できる雰囲気にはなりません。おもったより200mmって切れないんですよね。

次に、300mmのボルトクリッパーで実験します。

まずはプレートを挟み込みます。刃の幅的に全部は無理なので半分を挟みました。

腕の力だけで試しましたがバスッと一発で切断できました。一応反対側も。

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時間にして約41秒。目の前に立って工具を持った状態から、両端を2回切断して元の位置に戻るまでの時間です。意外と簡単だった。

 やはりプレートではないので体重かけるほどでもなかったですね。

一応、750mmのボルトクリッパーでも試しましたが200mmはすべて挟み込めるので一発終わりでした。

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HPでは5mmのバーとなっていますが私には4mm無いように思えます。

見えていない場所で最大5mmの場所があるのだと信じます。

気になる関節部分を狙います。

200mmのボルトクリッパーでは間接もどうにもならないので、300mmで関節部分をがっつり噛ませていきます。

これ300mmでも無理ですね。

例のピンを守っているリングが邪魔でまったく刃がかかりません。

きりながないので750mmで攻めることにしました。

間接部分がすべるので多少手こずりましたが、3分ほどでバッサリ。

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関節部分も思ったり早い印象です。

やっぱりありました!ABUS6500に搭載されていると思われるリング!

とはいえ、今回は圧倒的な750mmの大型ボルトクリッパーの前に機能を生かすことはできませんでしたが、300mmを無効化したこのパーツはかなり有益です。

ABUS5700は300mmのボルトクリッパーで関節を破壊できています。

これが、ABUS6000に付いていれば、、、、、、、、、悔やまれる、、

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横から撮ってみました。これはどうみてもピンの隙間を守っているようです。

6050が5700よりも1.3倍近く割高なのはこの構造のせいでしょうか。

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ピンは9mmほどありABUS6000よりも肉厚のものが入っていました。

 

【B】「トイレなら行けるかも」

やはりABUS5700と同じカテゴリーになりました。それでも価格的にCにいかなくて良かったと安心しています。

格付けは大型ボルトクリッパーに1分も耐えられなかったので「B」です。

これはランキング位置に悩む結果になりました。。

ボルトクリッパー300mmで関節は切れなかったものの、プレート部分が41秒であっさり切れてしまったため、プレートに6分かかり関節にも2分程度時間のかかったABUS5700よりは確実に下になるでしょう。

 

悩んでいるのは「DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック」との順位です。チェーン6mmで約30秒ほどで切断できているので、どちらも誤差の範囲と思います。あえて差を付けるなら金属部分を覆っている素材がプラスチックか布か。

改めて6mmを切ってみましたが、強度としてはこちらの方が強く力が入りました。

ということで総合判断をすると、イヤルコンボリフレクトチェーンロックを上位にします。

・最終切断時の外側の素材の切りにくさ(プラスチック<布)

・金属部分の切りにくさ(6050<リフレクトチェーン)

・切断の段取りのしにくさ(6050<リフレクトチェーン)

上記の上2つについて。

比較対象2つの切断時間と切りにくさは実験結果と差異がありますが、どちらも1分未満とほぼ誤差のため影響値は低いであろうと判断しました。

最後の段取りのしやすさについて。

多関節は自転車にある程度固定され動かないので、ボルトクリッパーの刃を掛けやすい特徴があります。逆にチェーンはダラッとしていて動くので刃を掛けるときにチェーンと刃を共に持たないといけません。この辺りから判断し、手間のかかるリフレクトチェーンを上位に決定しました。

 

とはいえ、大型の工具を普段から使っている窃盗団には無力であることは変わりません。何度も書きますが、10万円を超えるような自転車の常用の鍵としてはおすすめしません。最低でも300mmのボルトクリッパーの攻撃に耐えられるABUS6000は確保しておいてほしいですね。

あ、、、あのピンを守る構造が6000にあれば、、

実勢価格も8000程度と高いので、数グラムでも軽量化したい!という方以外はABUS5700、またはABUS6000を選ぶ方が良いでしょう。

自転車の鍵は適材適所で運用することをお薦めします。