Bicycle Security Lab

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ニッコー(NIKKO) 特殊繊維配合チェーンロック「DR-180」を格付してみた

コンポジットマテリアルチェーンロックN657C1800 BK-P

「スペック」

長さ:1800mm
太さ:Φ4.8mm
重量:チェーンループ75g、シャックルロック45g

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「レビュー」

今回は異色の商品を見つけたので興味本位で購入してみました。チェーンを特殊な布で覆ったロープのような鍵です。触った感じは布のよくあるロープと遜色ない質感で、チェーンが入っていないかのようにしなやかです。

長さも180mmと通常利用では余る勢いです。二重、三重にして停めるのが良さそうですね。さらに、120gと軽すぎです。バッグに入れていたら忘れてしまうレベル。このスペックで強度が確認できれば革命的な商品になるかもしれないですね。

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シリンダーもコンパクトでいいですね。鍵はいたって普通です。

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180mmの長さがあるだけにまとめるとこんな感じになります。もはやロープ。

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長いですねー。この半分ぐらいのサイズでも十分です。もしかして防犯用のチェーンではないのか?と思ってしまうほど余裕があります。半分ぐらいの長さにして、価格も3000円を切るものを出してもらえると使いやすいかもですね。

 

「実験」

さっそく実験に取り掛かります。

まずは家庭用の万能ばさみとニッパーで切ってみます

さすが特殊繊維という感じで切りにくさがあります。ん?チェーンはどこにあるの?という感じで切りすすめていきます。半分以上切りすすめたあたりで、硬い手応え。小さいチェーンが見えてきました。力を入れてグッと握ってみます。この時点で約1分。フンっと何度か力を入れるとパスっと切断できました。時間にして約78秒です。

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ケバケバしい切り口になっています。この状態を見てもらうとわかると思いますが、刃を何度も入れています。一発でスパッとという感じではありません。

すでに切断済みですが、

念のためワイヤーカッターに持ち代えます。

実験で使っているワイヤーカットだとぴったりロープを刃で覆ってしまいました。不安です。はい、スパッといきました。

次に、オフィシャル動画で見た大型ではなく、中型のボルトクリッパーを使ってみました。

たしかに一発で切断はできません。2,3度刃を入れても繊維が残っていますね。ただ、ハサミならサクッと切れる感じなので、防犯的には悩ましい感じです。

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繊維の中を広げて探ってみました。チェーンを発見です。なかなかの細さですね、、ワイヤーカッターで切断できたのも納得です。参考までにシリンダーも中型のボルトクリッパーで切断してみました。

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「結論、盗難用防止の鍵としてはお薦めしない」

正直、案外簡単に切断できてしまったという印象です。小さいながらもチェーンが入っていることで、カッターナイフや紙切りハサミで切断しづらい点は評価できるポイントです。しかし、万能ばさみやニッパーでは2分かからずに切断できてしまったので、このブログの指標にあてはめるともう一歩な感じです。

もちろん、実際に使用する場面次第で用途は広がると思います。メインに頑丈な鍵を使用し自転車本体を守る、そして大切なパーツにこの鍵を通してパーツの盗難も防ぐという利用方法では有意義だと思います。

鍵も軽いのでサブとしての利用がおすすめです

また、メインの鍵で地球ロックできない緊急事態での緊急対応としても利用価値は多いと思います。

格付けとしては、Cのノーエンブレムになります

この格付けでは単体使用時の防犯性能を図っているのでやむおえずというところですかね。

比較対象は過去に実験したクロップスになるかと思います。どちらが上かというと、、、クロップスもこちらもワイヤーカッターで一発ではあるのですが、繊維の切りにくさが加わっている分、こちらのほうが上の印象です。ただ発売したばかりで価格も高止まりしているかと思うのでコスパを考えると悩ましいところだと思います。

この鍵を単体で使用することはおすすめしませんが、サブとしては優秀だと思います。

もし、メインとして使いたい方は、1分以内に戻ってこられる範囲がよいでしょう。自動販売機で購入や、目の前に置いておく際の施錠するなどの用途です。数分、数十分離れるときは、もっと強固な鍵を使うべきです。