Bicycle Security Lab

自転車の鍵の格付サイトです。鍵のレビューや切断実験、鍵の研究を行っています

コールマン(Coleman) サイクルロック4桁を格付してみた

【Amazon.co.jp限定】コールマン(Coleman)自転車用 サイクルロック カギ 4桁 ダイヤル チェーンロック スリーブ入り

■ブランド    コールマン(Coleman)
■ロックタイプ    コンビネーションロック
■商品寸法 (長さx幅x高さ)    22 x 140 x 560 mm
(Amazonに記載の内容そのままですが、なんの寸法か分かりません)
■材質    亜鉛

レビュー

アウトドアで有名なコールマンの自転車用の鍵ですね。どこかのOEMでしょうか。

Amazon限定とのことですが、楽天などでも一部取り扱いはあるようです。

第一印象としては普通の細いチェーンロックですが、材料が亜鉛ということで若干心配ではあります。亜鉛は全般的にアルミニウム合金よりも強度が弱い印象です。

チェーンの太さも3mmなのでABUS1500の4mmよりは確実に弱いと思われます。

まずは見た目です。

個人的にはコールマン大好きなので、このロゴはたまりません。

全長120cmなので通常の施錠状況であれば長さ的には困ることはないと思います。

今回購入したのは4桁のダイヤルロックです。最大9999のバリエーションがありますが、総当たりできるので信頼度ではキータイプより劣ります。

セキュリティを考えると施錠時に全桁バラバラにしたり、0000に毎度合わせたりする必要があるのですが、次第にめんどくさくなり1桁だけ回すという人が多いんです。

なので、総当たりどころか数秒で解錠するケースも、、

キーはめんどくさいからダイヤルキーを!と思っている人に実はおすすめできないのがダイヤルキーだったりします。

内部の仕組みも特筆する箇所はなさそうですね。

チェーンの根本部分もしっかり補強してあり、チェーンがむき出しになるようなことは無さそうです。

ダイヤルを回してみましたが、とてもスムーズで引っ掛かりなどはありません。カチカチと良く回ります。

色々なサイズを測ってみた

円形にすると直径は約37cmぐらいです。十分です。

ダイヤル部分も含めて全長120cmのようです。

重さを測ってみた

重量は240gでした。やっぱり3mmチェーンは軽いですね。亜鉛の密度は約7.14 g/cm³でそこまで軽いわけでもないです。なぜ亜鉛を採用したのでしょうね。

自転車に取り付けてみた

全長120cmなので十分です。逆にゆるゆるなので実際は下記のように二重巻きにしてくださいね。

二重に巻いても余裕です。

チェーンの余りを減らすことで工具の取り扱い自由度を減らせられるので、切断難易度がぐっと上がります。

床に垂れていたら工具に体重を乗せることもできるけど、浮いていたら腕力だけで切断しないといけませんからね。

チェーンなので一時的にこんなこともできます。細いチェーンなので大き目のポケットなら入れることもできそうですね。

「実験」

まずは、ニッパーで切断を試みます!

が、さすがに100円均一のニッパーでは難しく、、

ちゃんとしたニッパーに早々に持ち替えました。

しかし、ニッパーでは切断までもっていくのは無理そうです。

そこで、ワイヤーカッターに持ち替えました。

するとどうでしょう。

さくっと切れてしまいました。

時間にして1分半です。1m離れた場所からスタートして、ニッパーからワイヤーカッターの持ち替え時間もすべて入れて1分半。これは瞬殺と言えます。

左側が最初に切った側です。

軽めにゆっくり刃を入れた後、再度力を入れて切っています。

右が次に切った側なのですが、一度でサクッと切れているのが分かると思います。

平均体重の私の腕力でサクッと切れたので、強度はさほどなさそうですね。

布カバーはよくある普通の布でした。これもワイヤーカッターでそのまま切れます。

念のためチェーンのサイズも測りました。約3mmですね。

 【C】「一瞬なら目を離せるかも」

格付の判定ですが、一応ニッパーでは切れなかったため、Cにランクインです。

順位ですが、瞬殺だったので一番下位に入れましょうかね。

同カテゴリー内のワイヤーロックは、10分以上時間をかければニッパーで切れるものもありますが、ワイヤーカッターでも数分かかりますからね。

これは一握りで切断可能なので、、

まとめ

ということで無事実験を終了しました。

この鍵をメインにするのはおすすめしません。

理由はダイヤル4桁というが一番ですが、チェーン自体もニッパー以外がすべてダメというのは不安が残ります。

あくまでサブの鍵としてパーツの盗難防止用としてお使いください。重量も軽く、柔軟性も高いのでサブとしては優秀かと思います。

同じ価格帯でもう少し太いチェーンもあるので、そちらを購入した方が良いと思います。

正直、安い自転車の鍵はあやしいメーカーも多いですが、それでもチェーンロックに関しては太さと重量がある程度正しければ強度の失敗はほぼないと思います。

大切な自転車を守るための鍵を探している人は、もう少し格付ランクの高い鍵を購入してくださいね。

 

【Amazon.co.jp限定】コールマン(Coleman) カギ 4桁 ダイヤル チェーンロック