Bicycle Security Lab

ABUS(アブス) ABUS Bordo Lite 6050を格付してみた

ABUS(アブス) ABUS Bordo Lite 6050

LENGTH:850mm
KEY TYPE:カギ式
THICKNESS:5mmブレード
WEIGHT:650g

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「レビュー」

ABUSの多関節ロックの中では、下から2番目で前回実験したABUS5700と同じレベルに位置づけされている鍵になります。 

ABUS5700が公称800gに対し、こちらは650gと150g軽くなっています。

鍵の長さは6050のほうが50mm長い850mmになります。

気になる点としては、メーカーHPにある「軽量スチールコアを、5mmのプラスチックでコーティングしたバーを採用」というところ。

通常のプレートではなく、バーというところですね。 

実際にどのような違いがあるのか確認できればと思います。

上記が比較対象のABUS5700の格付結果になります。

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鍵穴です。

ABUSの低価格帯はすべてこのタイプです。普通の鍵ですね。

前回実験したABUS5700と違い、スプリングは採用されていないようです。

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鍵は全部で2本付属しています。付け外しを数回行いましたが、スムーズとは言いがたい感じはあります。鍵自体の精度は問題なさそうです。

プレートの横幅を測ってみた。

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プレートの幅も前回同様20mmで同じです。ただデザインはくぼみがあり軽量化されているのが見て分かります。

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プレートの先端部分。いまでの鍵と違いデザイン性が高そうですね。

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恒例の私が常用しているABUS6500を並べてみました。

比べるとまったく別物ですね。重さも2.5倍ほど違うので、、

6050は鍵の内側にスペースがあり地球ロックもしやすいそうでいいです。

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ふたつの鍵をたたんで並べてみました。ABUS6500の汚さが目立ちます、、

ゴムの部分がすれて汚れるんですよね。なんとかならぬか。。

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内側のサイズを測りました。綺麗な長方形になり扱いやすそう。

横幅も100mm以上あり、縦も230mm以上で十分かと思います。

本体重量を実測してみました。

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561gとペットボトル1つ分。軽いですね!

レベルが低めの鍵なのでこの軽さは心配になります。

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ケースを付けて実測してみました。

公称が650mmなので19gほど多いですが誤差の範囲ですかね。

では、実際に自転車に装着してみたいと思います。

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幅も細く、軽いので前輪はやはり問題ないです。

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フレーム部分に繋げてみました。20mmという細さはいいですね。6500とは段違いの扱いやすい差があります。

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このぐらい余裕が取れれば地球ロックも大丈夫そう。

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ふと、気づきました。

これ、まさか。ABUS6500に装着されているピンを守るリングが付いていますよね。これはもしや、、

「実験」

とりあえず実験を行います。

まずは、手で実験。

さすがに大丈夫そうです。ただ全体が華奢なので折れそうなぐらいしなります、、。

体重かけても関節部分は外れなかったのでまあ大丈夫でしょう。。

 

次に、強力ニッパーを持ちました。この辺りはさすがに余裕の守り。

次に、200mmのボルトクリッパーを使います。関節分から攻めようと思いましたが、刃が広がらず断念。

プレート部分を攻めていきます。プレートも暑さがあり切断できる雰囲気にはなりません。おもったより200mmって切れないんですよね。

次に、300mmのボルトクリッパーで実験します。

まずはプレートを挟み込みます。刃の幅的に全部は無理なので半分を挟みました。

腕の力だけで試しましたがバスッと一発で切断できました。一応反対側も。

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時間にして約41秒。目の前に立って工具を持った状態から、両端を2回切断して元の位置に戻るまでの時間です。意外と簡単だった。

 やはりプレートではないので体重かけるほどでもなかったですね。

一応、750mmのボルトクリッパーでも試しましたが200mmはすべて挟み込めるので一発終わりでした。

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HPでは5mmのバーとなっていますが私には4mm無いように思えます。

見えていない場所で最大5mmの場所があるのだと信じます。

気になる関節部分を狙います。

200mmのボルトクリッパーでは間接もどうにもならないので、300mmで関節部分をがっつり噛ませていきます。

これ300mmでも無理ですね。

例のピンを守っているリングが邪魔でまったく刃がかかりません。

きりながないので750mmで攻めることにしました。

間接部分がすべるので多少手こずりましたが、3分ほどでバッサリ。

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関節部分も思ったり早い印象です。

やっぱりありました!ABUS6500に搭載されていると思われるリング!

とはいえ、今回は圧倒的な750mmの大型ボルトクリッパーの前に機能を生かすことはできませんでしたが、300mmを無効化したこのパーツはかなり有益です。

ABUS5700は300mmのボルトクリッパーで関節を破壊できています。

これが、ABUS6000に付いていれば、、、、、、、、、悔やまれる、、

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横から撮ってみました。これはどうみてもピンの隙間を守っているようです。

6050が5700よりも1.3倍近く割高なのはこの構造のせいでしょうか。

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ピンは9mmほどありABUS6000よりも肉厚のものが入っていました。

 

A シルバー「コンビニのトイレにいけるかも」

やはりABUS5700と同じカテゴリーになりました。それでも価格的にブロンズにいかなくて良かったと安心しています。

格付けは中型ボルトクリッパーに1分も耐えられなかったので「A」のシルバーです。

これはランキング位置に悩む結果になりました。。

ボルトクリッパー300mmで関節は切れなかったものの、プレート部分が41秒であっさり切れてしまったため、プレートに6分かかり関節にも2分程度時間のかかったABUS5700よりは確実に下になるでしょう。

 

悩んでいるのは「DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック」との順位です。チェーン6mmで約30秒ほどで切断できているので、どちらも誤差の範囲と思います。あえて差を付けるなら金属部分を覆っている素材がプラスチックか布か。

改めて6mmを切ってみましたが、強度としてはこちらの方が強く力が入りました。

ということで総合判断をすると、イヤルコンボリフレクトチェーンロックを上位にします。

・最終切断時の外側の素材の切りにくさ(プラスチック<布)

・金属部分の切りにくさ(6050<リフレクトチェーン)

・切断の段取りのしにくさ(6050<リフレクトチェーン)

上記の上2つについて。

比較対象2つの切断時間と切りにくさは実験結果と差異がありますが、どちらも1分未満とほぼ誤差のため影響値は低いであろうと判断しました。

最後の段取りのしやすさについて。

多関節は自転車にある程度固定され動かないので、ボルトクリッパーの刃を掛けやすい特徴があります。逆にチェーンはダラッとしていて動くので刃を掛けるときにチェーンと刃を共に持たないといけません。この辺りから判断し、手間のかかるリフレクトチェーンを上位に決定しました。

 

とはいえ、大型の工具を普段から使っている窃盗団には無力であることは変わりません。何度も書きますが、10万円を超えるような自転車の常用の鍵としてはおすすめしません。最低でも300mmのボルトクリッパーの攻撃に耐えられるABUS6000は確保しておいてほしいですね。

あ、、、あのピンを守る構造が6000にあれば、、

実勢価格も8000程度と高いので、数グラムでも軽量化したい!という方以外はABUS5700、またはABUS6000を選ぶ方が良いでしょう。

自転車の鍵は適材適所で運用することをお薦めします。