Bicycle Security Lab

DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック DKL121-BK を格付してみた

DOPPELGANGER ダイヤルコンボリフレクトチェーンロック リフレクトカバーデザイン 全長1100mm DKL121-BK

「スペック」

サイズ:φ6mm × 1100 mm
重量: 約885g
カラー:ブラック / シルバー
材質:スチール / プラスチック / ナイロン

f:id:tugune:20170501151214j:plain

「レビュー」

Amazonのチェーンカテゴリーの売れ筋ランキングTOP50の中で二番目に口コミ数の多いこの鍵をピックアップしてみました。

(ちなみに、口コミ数、ランキング共に一位は、過去に実験済みのJ&C(ジェイアンドシー) ワイヤーロック です)

以前に実験した同メーカーのダイヤルコンボワイヤーロックと同様にダイヤル式の鍵を採用しています。

重さは885gと1kgに届かないものの重い部類です。ただ、6mmのチェーンということなら納得できる重さではあります。

長さも1100mmと通常の環境下では地球ロックに困ることはないと思われます。

f:id:tugune:20170501152116j:plain

鍵の種類は以前実験したものと同じタイプで、取り付けも取り外しもスムーズなよくできた鍵です。こちらの暗証番号は5桁なので99999通りと順番に解読すると1秒に一度合わせたとしても27時間少しかかる計算になります。4桁だと3時間ほどなので、たった一桁の違いですが安全性は飛躍的に向上します。

f:id:tugune:20170501152822j:plain

長さは1100mmとABUS1500と同等なので、円の直径は約330mmです。これ以上だと逆に長すぎる気もするので十分でしょう。ABUS1500と比較するとかなりかさばるのでポケットにサッとしまうことはできません。

f:id:tugune:20170501153141j:plain

ABUS6500を上に載せてみました。DKL121-BKも思ったより中々威圧感ありますね。この黒とグレーのストライプのデザインが力強さを演出しているのかもしれません。

f:id:tugune:20170501153608j:plain

次に、実際に自転車に付けてみたいと思います。ん、、まさかの鍵が通りません。

このブロンプトンの前輪ホイールのスポーク幅は最大で35mm。鍵の最大幅は約40mmで5mmほど足りません。後輪だと部分的に入るのですが、前輪だと無理なようです。

折りたたみ自転車やミニベロ乗りなど小径ホイールのひとは気をつけた方がよいと思います。といいつつもホイールへのロックは推奨していません。容易に切断できないフレームに付けましょう。

f:id:tugune:20170501155231j:plain

反対側ももちろん無理でした。実験用に購入したからまだ何ともないですが、自分用に買っていたら悲しいことになってました。

こういう細かいスペックの表記はネット購入する際は気をつけたいところですし、メーカーさんも好評してほしいです。

f:id:tugune:20170501155520j:plain

ということで、ホイールは諦めて、地球ロックのイメージを撮影してみました。電信柱に地球ロックしようと思わない限り大丈夫でしょう。

「実験」

見た目からして、手ではどうにもならなさそうなので、、

ニッパーからスタートします。

さっそく切り始めたのですが、ニッパーでは外側の布さえまともに切れません。もちろん、6mmのチェーンも切れず。

次に、ワイヤーカッターに持ち替えました。

布はサクサクと切れていきます。が、チェーンはどれだけ握っても切れる気配はありませんね。4mmのABUS1500も切れなかったのでこんなもんでしょう。

では、本命のボルトクリッパー300mmで実験します。

さすが6mmという感じでちょっと力が入ります。タイマーを押してから刃をかけて約15秒で切断。しかし、チェーン幅があり2本同時に切断することができなかったため、もう片方も裏返して同じように切断。約30秒ほどかかりました。

f:id:tugune:20170501161059j:plain

切断具合ですが、体重をかけるほどではないですが、フンっというぐらい。感覚的にはABUS1500の二倍ほど力をかけたイメージです。

しかも、ボルトクリッパーで布が切れなかったので、ぱっと見どこを切ったのか分かりません。

f:id:tugune:20170501160151j:plain

普通のハサミに持ち替えたところ普通に切れました。リフレクトデザインというだけで生地は普通の布のようです。

f:id:tugune:20170501161225j:plain

チェーンを外してサイズを測ってみます。

f:id:tugune:20170501161438j:plain

スペック的には6mmということですが、切断されやすい面の直径は約5.5mmほどでした。

f:id:tugune:20170501161729j:plain

4mmチェーンのABUS1500と、6mmチェーンのDKL121-BKを並べてみました。たった2mmですがだいぶサイズが違います。

メーカーのサイトを見ても特に焼き入れ情報は見つからなかったの、通常のスチールのようですね。

ABUSのサイトでは、スペシャルスチール4mmは6mmに匹敵すると書いてあるのですが、この商品との比較では6mmの方が上でしたね。

A シルバー「コンビニのトイレにいけるかも」

DKL121-BKは一般家庭にあるハサミやニッパー、ワイヤーカッターには十分対処できる強度があることが分かりました。そのため、ちょっと足がほしいというような衝動的な窃盗犯には十分有効であるといえます。

しかし、今回実験した300mmクラスのボルトクリッパーでは約30秒と、瞬殺ではないものの1分掛からずに切断されたことを考えると、長時間の駐車は危険と判断します。

もちろん、狙われたら即アウトでしょう。

格付はAのシルバーになります。

ABUS1500と同じカテゴリーになります。

しかし、ABUS(アブス) 1500よりも腕力が必要だった点、布の根元がしっかり固定されていたことを考えるとDKL121-BKのほうが上位に位置すると考えます。

f:id:tugune:20170501165208j:plain

ガッツリ布が挟み込まれているのが分かります。

DKL121-BKのほうが強度は上ですが、その分、重量は約3倍になります。270gと885gは気軽さがかなり変わります。

この2つの商品で迷ったとき、少しでも安全を求めたいというならDKL121-BK。どうぜボルトクリッパーで切られるのだからと割り切れるならABUS1500という感じでしょうか。

ROCKBROS(ロックブロス)との比較

ほぼ同じという印象です。

ロックブロスは300mmクラスのボルトクリッパーの刃をプレートに3回は入れないと切断できないものの、こちらは2回と布の切断のために工具持ち替えの手間があります。誤差の範囲かとは思いますが、こちらの方が上かもしれません。

 

とはいえ、どちらも計画的な窃盗犯には無力なので、私としてはもっと上の鍵を選択してほしいところ。300mm~450mmクラスは長さ的にもバッグに入るので、正直750mm程度までは守り切れる鍵をおすすめします。特に通勤通学など長時間停める場合は、最強クラスの鍵をするほうがいいでしょう。

Aカテゴリーの鍵を購入する際は、あくまでコンビニでトイレに寄るときに使える程度のレベルという認識で購入してほしいです。