Bicycle Security Lab

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J&C(ジェイアンドシー) ワイヤーロック を格付してみた

ワイヤーロック18mm×1200mm

「スペック」

原産国:中国
サイズ:φ18mm×1200mm
キー形式:ディンプル錠
キー4本付属

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「レビュー」

第一印象はしっかりとしたゴツい鍵。価格も安いのでAmazonでも購入者が多いと思われます。極太のスチールジョイントがワイヤーを保護していて、さらに布で包むという手の込んだタイプです。見た目のゴツさもあり、素人相手にはこの時点で効果がありそうな予感です。全長が1200mmと650mmの2種類があり、今回は長い方を購入してみました。もちろん鍵は私の大好きなディンプルキーを採用しています。

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4つもあるので、携帯用、自宅保管用、会社保管用、予備と十分すぎる数です。

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鍵のロック方法も差し込むだけの簡単仕様。鍵を閉めるためにキーを使わないのは本当に楽です。

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1200mmを円の形にすると直径約350mmほどあります。コンビニや駐輪場での地球ロックには十分な長さです。ただ、太いので取り回しはよくありません。移動中はぶらぶらさせるか、リュックやカバンに入れないといけないですね。重たくはないのでそこまで負担にはならないと思います。

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 ブロンプトンにも巻いてみました。広すぎてくぐれそうです。

色も鮮やかでおしゃれな雰囲気は好みです。

 

「実験」

では実験!家庭用の工具は大丈夫そうですが、一応チャレンジします。

家庭用の万能ばさみとニッパーで切ってみます

さすがスチールのジョイントが大きすぎて刃がかかりません。グッと力を入れて見ると、パキっと万能ハサミが根元のジョイントが外れて分解してしまいました。。ニッパーも同様で刃が入っていきません。

次にワイヤーカッターを取り出します

布をジョキジョキと切っていき、スチールに到達しました。しかし、刃が小さくツルツルすべり、これも手が出ませんでした。

好感触のまま中型工具のボルトクリッパーを取り出しました。切断可能サイズを超えているので複数回に渡って切断を試みることに。ボルトクリッパーのみでは、外側の布の切断に時間がかかり、約1分30秒ほどで切断できました。布を突破するとスチールも中にあるワイヤーも一緒に瞬殺できました。布は意外と重要なようです。

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ケバケバしい切り口にですね。

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中に入っているワイヤーをひっぱり出してみました。かなり細いワイヤーが使用されています。直径は約3mmです。周りにスチールがあるので太さは必要ないのかもしれません。

この鍵は通常利用ではボルトクリッパーでないと切断が難しいことはわかりました。

しかし、、

作業中に鍵を動かしているときに、スチールジョイントとそれを包むビニールは鍵の根元で固定されていない事実も発覚、、つまり鍵の取り付け方がゆるゆるだと根元のワイヤーがむき出しになります。

試しにスチールジョイントとビニールを手で寄せて、ワイヤーを直接ワイヤーカッターで切断を試みると瞬殺できました。。もしやと思い同じ方法でワイヤーをペンチで一本ずつ切っていきます。約7分ほどで切断することができました(写真は控えます)。

 

「結論、盗難用防止の鍵としてはお薦めしない」

正直、見た目からの期待値が高かっただけに少し残念な印象です。もちろん見た目はゴツいので素人相手には十分な威嚇効果はあると思います。しかし、弱点を攻めてくる相手には少々役不足と思われます。

ドッペルギャンガーの ダイヤルコンボワイヤーロックと比較対象になるかと思いますがあちらのワイヤーは約4mmと1mmほど太くなります。カテゴリーはBのブロンズでした。同じワイヤーを使っていますが10分間のニッパー攻撃に耐えたということで、1つカテゴリーが上になっています。今回、こちらの製品が直接ワイヤーを切りに行った際に約7分で切断できてしまったのは単純に太さの違いだと思います。 

 

ニッパーの10分間の攻撃に耐えられなかったということで、、

格付けとしては、Cのノーエンブレムになります。

この格付けでは単体使用時の防犯性能を図っているのでやむおえずというところですかね。ただ、同レベル帯の中では上位に入っていると思います。その分使い勝手とのトレードオフにはなりますが、、

この鍵を単体で使用することはおすすめしません

サブとして利用するのもサイズが大きいだけに悩ましいところです。メインとして使いたい方は、1分以内に戻ってこられる範囲がよいでしょう。また強力なU字ロックとの併用をおすすめします。それ以外では、数分、数十分離れるときは、もっと強固な鍵を使うべきです。